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日文研の話題

コスタリカ(独立行政法人国際協力機構(JICA)招へい)からの訪問を受け入れました (2024年2月22日)

2024.02.29

 去る、222日、JICA の招へいによりコスタリカ大学とコスタリカナショナル大学から4名の教員及び JICA 担当者3名が日文研を訪問しました。

 昨年度実施された独立行政法人国際協力機構(JICA/ジャイカ)による「日本研究講座設立講座支援事業(JICA チェア)」の一環として、日本研究講座が既に設置された中南米諸国の大学教員8名を対象とする短期の招へいプログラムでの日文研訪問に引き続き、今年度はコスタリカの大学教員に限定して招へいする企画として訪問を受け入れました。

 コスタリカの両大学とも来年以降に日本を含むアジア地域の研究を進めるセンターを設置する動きがあり、日文研の機能、その中でも国際研究企画室の活動紹介を通して意見交換を行いました。

 当日は、まず、コスタリカ側参加者から自己紹介と瀧井教授(日文研)、楠教授(日文研)の JICA チェアにおける講義やレクチャーへの御礼が述べられました。日文研側参加者の紹介に続き、劉国際交流部会長(日文研教授)から、第4期中期目標中期計画について、日文研全体概要と「国際日本研究」コンソーシアムの海外展開について、国際研究推進部の体制について説明がなされました。

 コスタリカではマンガを中心とする日本文化の影響が大きく、大衆文化の大部分を担っているとの報告があり、瀧井教授の岩倉使節団のマンガ製作に大変興味を持たれていました。また、博士後期課程、研究員の受入れ制度について多くの質問があり、日文研の外国人研究員・外来研究員・日文研学術奨励賞について紹介を行いました。

 JICA からは、JICA チェアの招へい制度、南米に向けてのオンライン講義や対面講義、コスタリカの参加者からは、今後の研究テーマへのレビューに関する協力依頼があり、日文研からは、「国際日本研究」コンソーシアムの南米への展開に向けての協力を依頼しました。

 JICA チェアのプログラムに参加した日文研教員が出席していたこともあり、終始和やかな雰囲気で予定時間を超過して意見交換が行われ、今後も連携活動を継続していくことが確認されました。

 続いて、図書館見学が行われ、日文研司書による資料説明会が実施されました。スペイン語で書かれている本を中心に紹介があり、参加者からは日文研図書館の所蔵数と携わるスタッフ等運営体制についても活発な質問がなされていました。

 今回の訪問をきっかけに、JICAの協力のもと、南米地域との更なる関係協力の発展が期待されます。

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