報道関係者との懇談会を開催しました(2024年7月17日)
7月17日(水)、第70回報道関係者との懇談会をオンライン併用にて開催しました。同懇談会は、日文研の研究活動や最新の成果、重点的取り組みなどを広く社会に情報発信し、理解を深めてもらうことを目的に定期的に開催しています。
今回は、新聞社、テレビ局、出版社、地域広報等9機関の関係者と所内教職員の計47名(うち、オンラインで12名)の参加がありました。
はじめに、司会の関野教授より、4月以降に着任した8名の外国人研究員の紹介があり、続いて楠教授より、3月から7月にかけての日文研の活動、および今後の予定について紹介がありました。
そして、戦教授より直近の日文研出版物が紹介され、松田副所長が自身の出版物の魅力について語りました。
続いて劉教授より、「「国際日本研究」コンソーシアム活動紹介および日文研学術奨励賞の授賞について」と題し、これまでに機関拠点型基幹研究プロジェクトの事業として開催した会議や数々のシンポジウム等の報告、および2024年度の日文研学術奨励賞受賞者の紹介がありました。
最後に、「歴史アニメ「ウィリアム・アダムスから三浦按針へ~数奇な運命を辿ったイギリス人航海士~」完成報告」と題し、脚本・監修を務めたクレインス副所長と、原画・アニメーション制作を務めた三浦麻乃氏と府高航平氏(共に日文研技術補佐員)が、完成した動画の制作秘話を語りました。
<動画についてはこちらをご覧ください>
歴史アニメ「ウィリアム・アダムスから三浦按針へ 数奇な運命を辿ったイギリス人航海士」をYouTubeに公開しました
クレインス副所長は、ウィリアム・アダムスの人物像と、一次資料に基づいた研究成果を可視化し、一般の方に分かりやすく伝える方法としてアニメという表現方法を選んだことを紹介しました。三浦氏と府高氏は、クレインス副所長の脚本を元にどのような手法でアニメを制作したのかについて図入りで解説したほか、8分ほどの完成動画に対して、事前の時代考証や調査は数か月かかったことや、一次資料を入念に検証したうえで作画を行ったというこだわりについて説明がありました。
発表後、質疑応答が行われ、閉会となりました。
次回は2024年10月17日(木)に開催予定です。