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日文研の話題

第7回 日文研―京都アカデミック ブリッジ「アジアと上方~美術がつなぐ近代~」を開催しました(2023年8月29日)

2023.09.11

 8月29日、京都新聞との共催による「第7回 日文研-京都アカデミック ブリッジ」が、京都新聞文化ホール(中京区)で開催され、107名が参加しました。今回は「アジアと上方~美術がつなぐ近代~」をテーマに、井上章一所長による開会挨拶に続き、劉建輝教授(日文研)の司会進行のもと、日本画家の浅野均氏(京都市立芸術大学名誉教授)や菅谷富夫氏(大阪中之島美術館長)、菅原真弓氏(大阪公立大学教授)、戦暁梅教授(日文研)の4名が、物流拠点として中国・アジアから最先端の文化と富を得てきた大坂・京の商人たち、そして画家たちが、近代から戦後にかけて交流の過程で受容と変容を重ね、新しい表現や文化を育んできたことを、さまざまな視点から指摘しました。

 後半のディスカッションでは、会場から寄せられた質問にこたえつつ、京・大坂を中心とした近代の上方における、芸術を介した多様なネットワークの存在を語り合いました。最後に、上方文化とアジアとの交流に着目した研究の深化と発展に向けた抱負を劉教授が述べると、会場からは大きな拍手が起こりました。

 日文研は、引き続き研究・教育活動の情報発信に力を入れていきます。今後のイベントにもご期待ください。

 
  • 井上章一所長による開会挨拶 井上章一所長による開会挨拶
  • ディスカッションのようす ディスカッションのようす
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