お知らせ

　このたび根川幸男特定研究員は、以下の著書において、第49回「交通図書賞」第3部（歴史）を受賞しました。

　同賞は、交通に関する優秀図書を選定し、広くこれを推奨することにより、交通知識の普及と交通従事員の教養の向上に資するため、公益財団法人交通協力会によって1975年度（昭和50年度）に制定され、毎年実施されているものです｡

受賞作：
『移民船から世界をみる : 航路体験をめぐる日本近代史 = Seeing the world on and off migrant vessels』（法政大学出版局）
【日文研OPAC】https://toshonin.nichibun.ac.jp/webopac/BB10582208

　受賞者の根川幸男氏は、2017年から機関研究員、2020年からプロジェクト研究員として本センターに在籍し、現在は特定研究員として研究活動を続けながら本書を執筆しました。特に、稲賀繁美教授（当時、現在は日文研名誉教授）等の助言を得ながら、機関研究員時代（2017年4月〜2020年3月）に日文研木曜セミナー（※１）で報告したテーマ・内容を発展させたものになり、人間文化研究機構の在外プロジェクト（※２）の活動からも大きな刺激を受けました。

・第49回交通図書賞について
https://transport.or.jp/
（公益財団法人 交通協力会ホームページに移動します）

・書籍の内容についてはこちら
https://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-60369-3.html
（法政大学出版局のウェブサイトに移動します）

【※１：日文研木曜セミナー】
日文研木曜セミナー「顔の見えるグローバルヒストリーへ ―移民史研究からの試み―」を開催しました（2017年5月25日）
https://www.nichibun.ac.jp/archive/topics/2017/06-01-s001.html

［木曜セミナー・リポート］島々をつなぐ海と船――人、モノ、文化との出会いを求めて（2019年9月19日）
https://www.nichibun.ac.jp/archive/topics/2019/10-08-s001.html

【※２：人間文化研究機構の在外プロジェクト】
ネットワーク型基幹研究プロジェクト 日本関連在外資料調査研究・活用事業プロジェクト間連携による研究成果活用
https://zaigai-sokatsu.rspace.nichibun.ac.jp/