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お知らせ

オンライン企画展「明石博高と島津源蔵―京の近代科学技術教育の先駆者たち―」開催のご案内

2021.03.31
開催日:2021.03.31 ~2021.09.30

国際日本文化研究センター(日文研)は、3月31日より日文研ウェブサイトにて、オンライン企画展「明石博高と島津源蔵―京の近代科学教育の先駆者たち―」を開催するはこびとなりました。本展は「京都の近代科学教育」をテーマに、日文研が神田外語大学ならびに島津製作所 創業記念資料館と共催でおこなうものです。

東京奠都に表象される新時代の到来とともに京都の経済は大きく衰退。低迷から脱却するべく、官民一丸となって様々な近代化事業に着手していきました。そのとき、京都近代化の要となった産業や医療、理化学革新の中心的役割を果たしたのが、今回の企画展でスポットを当てる明石博高(あかしひろあきら)と島津源蔵(しまづげんぞう)です。彼らは、幕末の京都に根付いた蘭学や出版文化を受け継ぎつつ、お雇い外国人たちから新たに摂取した豊富な知識のもとに、様々な制度・施設・モノを生みだしていきました。本展では、日文研、神田外語大学、島津製作所 創業記念資料館の豊富な資料をもとに、明石と島津の尽力によって全国に異彩を放った近代科学技術教育の歩みに迫ります。

特設ウェブページでは149点にのぼる展示資料ならびに資料解説文のほか、12のコラム、さらには日文研が所蔵する明石博高旧蔵金属標本の成分分析結果も公開します。これまで近代京都の産業・医療・理化学がそれぞれ別個に紹介されることはありましたが、如上の複数領域を横断する企画展は珍しく、この度の日文研・神田外語大学・島津製作所による産学連携で実現しました。日文研からは宗田文庫コレクションを中心に、京都近代化の立役者である明石博高の旧蔵品や、明石と所縁が深かったお雇い外国人に関連する貴重な資料を多数出展いたします。詳細は下記をご覧ください。

〇タイトル:オンライン企画展「明石博高と島津源蔵―京の近代科学技術教育の先駆者たち―」
〇特設ウェブページ公開:2021年3月31日
〇特設ウェブページURL 
 https://www.nichibun.ac.jp/online/akashi_hiroakira_and_shimadzu_genzo/
〇主催:国際日本文化研究センター
〇共催:神田外語大学、島津製作所 創業記念資料館



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