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研究者

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光平 有希 総合情報発信室
専門分野 音楽療法史、東西文化交流史、音楽学
研究テーマ 東西の音楽療法史に関心を持ち、近年はとりわけ日本の近代に焦点を当てて、医療・音楽関連文献のほかカルテや音楽療法実践記録書といった病院側一次史料を基に研究を進めています。並行して、近代以前に西洋で日本をイメージして作られた音楽作品の分析も行っています。
キーワード 音楽療法思想・医療文化史・日本表象西洋楽曲

学歴

2016年3月 総合研究大学院大学 文化科学研究科・国際日本研究専攻 博士後期課程(修了)

職歴

2016年4月 国際日本文化研究センター プロジェクト研究員
2018年4月 国際日本文化研究センター 機関研究員
2019年10月 国際日本文化研究センター 総合情報発信室 特任助教
2023年4月 国際日本文化研究センター 総合情報発信室 助教

学位

2016年3月 総合研究大学院大学 博士(学術)

主要業績

単著書
  • ・ 『「いやし」としての音楽―江戸期・明治期の日本音楽療法思想史―』, 臨川書店, 京都, 2018年
共著書
単独論文
  • ・ 「音楽を纏う身体―近代精神科医療における音楽療法実践をめぐって」, 『想像する身体 下巻:身体の未来へ』, 臨川書店, 2022年12月, pp.139-153
  • ・ Shūzō Kure’s essay on psychotherapy including music in twentieth-century Japan (1916), History of Psychiatry 33(3), SAGE Publications, September 2022, pp.364-373
  • ・ 「明治の国楽創成と音楽効用論―伊澤修二・神津仙三郎の身体観をめぐって―」, 瀧井一博編著『「明治」という遺産―近代日本をめぐる比較文明史』, ミネルヴァ書房, 京都, 2020年, pp.214-230
  • ・ 「呉秀三の音楽療法とその思想的背景」, 『日本研究』第56集, 国際日本文化研究センター, 京都, 2017年, pp.95-119
  • ・ 「貝原益軒の養生論における音楽」, 『日本研究』第52集, 国際日本文化研究センター, 京都, 2016年, pp.33-59
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  • ・ 「神津仙三郎『音楽利害』の音楽療法思想にみる東洋的身体観」, 『「心身/身心」と環境の哲学―東アジアの伝統思想を媒介に考える―』, 汲古書院, 東京, 2016年, pp.403-418
  • ・ 「廣島女學校音樂部の活動に関する一考察 ―『米国南メソジスト監督教会年報及び議事録』を中心に―」, 『芸備地方史研究』第295・296号, 芸備地方史研究会, 広島, 2015年, pp.12-22
  • ・ 「ザ・タイガースと平和思想」, 『ザ・タイガース研究論』, 近代映画社, 東京, 2015年, pp.34-41
  • ・ 「広島流川教会における復興と音楽との歩み、及びその原点―谷本清・太田司朗を中心として―」, 『広島市公文書館紀要』第28号, 広島市公文書館, 広島, 2015年, pp.14-21
  • ・ 「『医療音楽』にみるリチャード・ブラウンの音楽療法思想」, 『総研大文化科学研究』第10号, 総合研究大学院大学, 神奈川, 2014年, pp.251-271
  • ・ 「楽器を用いた古代ギリシアの音楽療法」, 『明日へ翔ぶ2―人文社会学の新視点―』, 風間書房(公益信託 松尾金蔵記念奨学基金), 東京, 2011年, pp.185-202
  • ・ 「R.バートンの音楽療法に関する一考察―『メランコリーの解剖』第2巻を中心に―」, 『音楽学』第56巻第1集, 日本音楽学会, 東京, 2010年, pp.52-65
その他執筆
  • ・ 「『蝶々夫人』だけではなかった 音楽のジャポニスム~京都市立芸術大学のセミナーをレポート」, オンラインマガジン『ほとんど0円大学』, 株式会社hotozero, 2022年02月
  • ・ 「昭和前期の松沢病院にみる「慰楽」―治療と日常のあいだに響く音」, 『音と耳から考える―歴史・身体・テクノロジー』, アルテスパブリッシング, 2021年10月
  • ・ 「主題と変奏―臨床便り第48回「音楽と慰め」」, 『臨床心理学』第21巻 第2号(122), 『臨床心理学』編集委員会、金剛出版, 2021年03月
  • ・ 「医療文化史―宗田文庫が伝え」, 『京都新聞(2021年1月22日朝刊)』, 2021年01月
  • ・ 「〈口絵解説〉ユージーン・アルノー作曲〈ミカド・ポルカ〉、ルドルフ・ディットリヒ作曲〈落梅〉」, 『日本研究』第61集, 国際日本文化研究センター, 京都, 2020年11月
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  • ・ 「人文学研究と社会をむすぶ」, 『NICHIBUNKEN NEWSLETTER』, 国際日本文化研究センター, 京都, 2020年08月
  • ・ 「〈インタビュー〉『音楽とは何か』に音楽療法史から迫る」, 『Inspired(オンラインマガジン)』, YAMAHA, 2020年05月
  • ・ 「〈インタビュー〉日文研の人文知コミュニケーター」, 『朝日新聞(大阪)夕刊』, 2020年04月
  • ・ 「ジャポニズム楽曲探訪記」, 『日本研』第64号, 国際日本文化研究センター, 京都, 2020年03月, pp.2-8
  • ・ 「日本関係欧文史料の世界(連載35回)」, 『日本関係欧文史料の世界(ウェブサイト)』, 2020年03月
  • ・ 「19世紀イタリア楽壇における日本への眼差し―ローマ・ナポリ・フィレンツェでの調査を終えて―」, 『きざし』4, 人間文化研究機構, 東京, 2020年03月
  • ・ 「〈エッセイ〉ジャポニズム楽曲探訪記」, 『日本研』第64号, 国際日本文化研究センター, 京都, 2020年03月, pp.2-8
  • ・ 「〈書評〉謝心範 著『養生の智慧と気の思想―貝原益軒に至る未病の文化を読む―』」, 『日本医史学雑誌』第65(3)号, 日本医史学会, 東京, 2019年11月, pp.17-18
  • ・ 「〈書評〉ロテム・コーナー著『白から黄へ―ヨーロッパの人種観にみる日本人 1300~1735年』」, 『日本研究』第59集, 国際日本文化研究センター, 京都, 2019年10月, pp.142-143
  • ・ 「〈口絵解説〉『はしか絵』(日文研・宗田文庫より)」, 『日本研究』第59集, 国際日本文化研究センター, 京都, 2019年10月
  • ・ 「音楽療法、江戸の昔から―養生の知見たぐり「起源は戦後」の常識覆す―」, 『日本経済新聞(2019年8月2日 朝刊)』, 2019年08月
  • ・ 「宗田文庫と出会って」, 『日文研』第62号, 国際日本文化研究センター, 京都, 2019年03月, pp.27-33
  • ・ 「日本関係欧文史料の魅力を発信―ウェブサイト「日本関係欧文史料の世界~西洋人の見た開国期以前の日本~」―」, 『きざし』3, 人間文化研究機構, 東京, 2018年03月
  • ・ 「日文研データベースの将来を考える : 「平成28年度『デジタル技術を用いた支援ツールの活用による研究成果の可視化』に関する研究会」に参加して」, 『日文研』第58号, 国際日本文化研究センター, 京都, 2017年, pp.44-49
学会・シンポジウム・講演会
  • ・ (公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等), 「サロン音楽に聴くジャポニスム ミカドからチョーチョーさんまで」, 日文研×読売Bizフォーラム東京, 国際日本文化研究センター、一般社団法人読売調査研究機構, オンライン, 2022年09月
  • ・ (口頭(招待・特別)), 「明治後期〜大正期の精神医療にみる音楽療法」, 精神医療史研究会, 名古屋国際センター第5会議室, 2022年08月
  • ・ (口頭(一般)), 「市井の医師 明石博高」, 「明石博高-京都近代化の先駆者-」開催記念シンポジウム, 国際日本文化研究センター、神田外語大学、京都府立京都学・歴彩館, 京都府立京都学・歴彩館大ホール, 2022年05月
  • ・ (公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等), 「日本音楽療法史ことはじめ―江戸期~昭和戦前期を中心に―」, 兵庫県音楽療法士会2022年度研修会(第123回), 兵庫県音楽療法士会, 兵庫県福祉センター多目的ホール, 2022年04月
  • ・ (口頭(一般)), 「精神科医療にみる日本近代音楽療法の諸相」, 共同研究会「植民地帝国日本とグローバルな知の連環」, 国際日本文化研究センター, オンライン, 2022年03月
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  • ・ (公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等), 「19世紀西洋音楽が描く「日本」」, 令和3年度Online伝音セミナー, 京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター, オンライン, 2022年01月
  • ・ (公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等), 「日本をまとう音楽―19世紀~20世紀初頭の西洋大衆音楽作品が描いた『日本』」, 大衆文化研究国際ワークショップ・シリーズ講座IN北京, 国際日本文化研究センター, オンライン, 2021年12月
  • ・ (公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等), 「京で語る医と文化―宗田一生誕100年」, 京都アカデミックブリッジ, 国際日本文化研究センター, 京都, 2021年10月
  • ・ (公開講座), 「治療と日常のあいだに響く音:「慰楽」を聴く」, 令和2年度 後期 第6回 Online伝音セミナー, 京都市立芸術大学, オンライン, 2021年02月
  • ・ (招待講演), 「日本の近世音楽療法にみる詠歌」, 智山教化センター研究会, 真言宗智山派 智山教化センター, オンライン, 2021年
  • ・ (口頭発表(個人)), 「昭和前期松沢病院にみる音楽療法の諸相とその拡がり」, 「20世紀日本の長期療養型疾患の歴史」科研報告会, 慶應義塾大学, オンライン, 2020年
  • ・ (口頭発表(個人)), 「日文研医学コレクションにみる東西医療文化史」, 2020年日文研オンライン一般公開シンポジウム「疾病と治療を人文科学の立場から考える」, 国際日本文化研究センター, オンライン, 2020年
  • ・ (招待講演), 「日本における音楽療法の歴史的展開」, 武庫川女子大学生活美学研究所2019年度秋季シンポジウム, 甲子園会館, 兵庫, 2019年
  • ・ (口頭発表(個人)), 「近世日本儒教思想にみる『医』と『音楽』」, 京都市立芸術大学2019年度共同研究会, 京都市立芸術大学, 京都, 2019年
  • ・ (公開講座), 「近代日本の『医』と『音楽』」, 京都市立芸術大学日本伝統音楽研究所 市民講座〈伝音セミナー〉, 京都市立芸術大学, 京都, 2019年
  • ・ (口頭発表(個人)), 「日本の文化土壌と音楽療法を考える―伝統・歴史・現場の対話から―」, 第19回日本音楽療法学会学術大会, 大阪国際会議場(グランキューブ大阪), 大阪, 2019年
  • ・ (口頭発表(個人)), 「近世・近代にみる日本音楽療法思想の諸相」, 第19回日本音楽療法学会学術大会, 大阪国際会議場(グランキューブ大阪), 大阪, 2019年
  • ・ (招待講演), 「歴史からみる医療のなかの音楽」, はればれ音楽福祉工房研修会, はればれ音楽福祉工房, 京都, 2018年
  • ・ (司会), 「原爆の記憶と音楽」, 日本音楽表現学会第16回大会, 日本音楽表現学会, 広島, 2018年
  • ・ (招待講演), 「明治期音楽療法の諸相」, 第25回日本音楽療法学会中国支部講習会, 日本音楽療法学会, 岡山, 2018年
  • ・ (口頭発表(個人)), 「近代日本の音楽療法―東西知識交流の一側面」, 「東西知識交流と自国化―汎アジア科学史論」研究会, 京都大学人文学研究所, 京都, 2017年
  • ・ (口頭発表(個人)), 「明治後期における呉秀三の音楽療法理論とその思想的背景」, 「明治日本の比較文明史的考察―その遺産の再考―」共同研究会, 国際日本文化研究センター, 京都, 2017年
  • ・ (口頭発表(個人)), 「近代日本における西洋音楽療法受容の勃興と展開―松沢(前:巣鴨)病院での音楽療法理論と実践を中心に―」, 「音と聴覚の文化史」共同研究会, 国際日本文化研究センター, 京都, 2017年
  • ・ (公開講座), 「公開講演会:精神医療と音楽―再現演奏でたどる戦前期松沢病院の音楽療法―」, 日本学術振興会「課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業(実社会対応プログラム)」採択事業「医学史の現代的意義―感染症対策の歴史化と医学史研究の社会との対話の構築」主催講演会, 東京, 2017年
  • ・ (公開講座), 「日本音楽療法の歴史②―近代から現代編―」, 音楽福祉工房はればれ・第3回音楽プログラム研修会, 音楽福祉工房はればれ, 京都, 2017年
  • ・ (公開講座), 「日本音楽療法の歴史①―古代から近世編―」, 音楽福祉工房はればれ・第2回音楽プログラム研修会, 音楽福祉工房はればれ, 京都, 2017年
  • ・ (口頭発表(個人)), 「昭和戦前期松沢病院における『病者慰安』としての音楽療法―『教育治療』との関連を中心に―」, 日本音楽教育学会第48回大会, 日本音楽教育学会, 愛知, 2017年
  • ・ (口頭発表(個人)), 「古代中国における音楽療法思想―道教と儒教を中心に―」, 「『心身/身心』と『環境』の哲学―東アジアの伝統的概念の再検討とその普遍化の試み―」共同研究会, 国際日本文化研究センター, 京都, 2014年
  • ・ (口頭発表(共同)), 「音楽教育における『情操』の起源と変遷―明治期の音楽教育目標に関する考察─」, 日本音楽表現学会第11回大会, 日本音楽表現学会, 岩手, 2013年
  • ・ (口頭発表(共同)), 「明治・大正時代の音楽教育における『情操』の思想史―音楽心理学と音楽療法思想史の見地から」, 日本音楽教育学会第45回大会, 日本音楽教育学会, 青森, 2013年
  • ・ (口頭発表(個人)), 「R.ブラウンの音楽療法思想に関する一考察―『医療音楽』(1729)を中心として―」, 日本音楽学会第64回大会, 日本音楽学会, 東京, 2013年
  • ・ (口頭発表(個人)), 「楽器を用いた古代ギリシアの音楽療法」, 日本音楽表現学会第8回大会, 日本音楽表現学会, 京都, 2010年
  • ・ (口頭発表(個人)), 「R.バートンの音楽療法―『6つの非自然的事物』をめぐって」, 日本音楽教育学会第41回大会, 日本音楽教育学会, 埼玉, 2010年
講義
  • ・ 2020年4月, 京都市立芸術大学, 「日本伝統音楽演習f」
外部資金獲得
  • ・ 2021年4月~2025年3月, 研究分担者(研究代表者:鈴木晃仁), 科学研究費(基盤研究A), 日本学術振興会 , 20世紀日本の医療・社会・記録-医療アーカイブズから立ち上がる近代的患者像の探求
  • ・ 2021年4月~2024年3月, 研究代表者 , 科学研究費(若手研究), 日本学術振興会 , 旧帝国大学精神医療にみる近代日本音楽療法実践の諸相
  • ・ 2017年4月~2021年3月, 研究分担者(研究代表者:鈴木晃仁), 科学研究費(基盤研究A), 日本学術振興会, 20世紀日本の長期療養型疾患の歴史―ハンセン病・精神疾患・結核の比較統合的検討
  • ・ 2017年4月~2018年3月, 研究分担者(研究代表者:能登原由美), 瀬戸内海文化研究助成事業, 公益財団法人福武財団, 瀬戸内沿岸地域における洋楽普及と音楽網
  • ・ 2016年10月~2018年3月, 研究代表者, 科学研究費(研究活動スタート支援), 日本学術振興会, 戦前期日本音療法実践の実像―松沢病院所蔵資料「病者慰安書類綴」を中心に
その他
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  • ・ 2014年12月, (ワークショップ企画)「寄り添いの音・音楽 ―伝える・祝う・送る―」、総合研究大学院大学文化科学研究科平成26年度学術交流フォーラム、国立民族学博物館、大阪
所属学会
  • ・ 日本医史学会
  • ・ 日本音楽療法学会
  • ・ 日本音楽学会
  • ・ 日本音楽教育学会
  • ・ 日本音楽表現学会
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