【一般参加者はオンラインにて視聴可能】研究推進部会シンポジウムを開催します(2026年2月14日)
開催日時:2026年02月14日(土)13:30
テーマ
「動物愛護運動研究の現在」
概要
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本シンポジウムでは、日本における「動物愛護運動」を倫理・歴史・社会といった角度から多面的に討究したい。ここでいう「動物愛護運動」とは、人と動物の共生、動物の待遇の改善、保護、法的承認を目的とするあらゆる社会的な活動を指す。日本と海外の研究者が集い、動物の取り扱いをめぐる人々の取り組みを「動物愛護運動」という包括的な用語の下で検討し、人と動物の関係のあり方を見つめ直す。 |
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プログラム
各発表の概要と詳細なプログラム(日本語・Engilish)はこちら
■ 2026年2月14日(土)
| 総合司会 | 春藤献一(日文研)、Barbara Holthus(ドイツ日本研究所) | 13:30 | 開会挨拶 瀧井一博(日文研・研究推進部会長) |
| 13:35 | 趣旨説明 Barbara Holthus(ドイツ日本研究所) |
| 13:40 |
伊勢田 哲治(京都大学大学院・教授) 「「いただきますの倫理」の由来と日本的動物愛護」 日本における肉食を巡る言説として近年目立つのが、「いただきます」という食前のあいさつを「命をいただく」ことと結びつける一連の考え方の急速な普及である。この考えの原型となるような発想は戦前以来の言説の中に見出すことが可能であり、日本的動物愛護の特殊性を理解する上でも参考となる。 |
| 14:10 | 質疑応答 |
| 14:20 |
W. Puck Brecher(ワシントン州立大学・Professor) Livestock Care Within and Beyond Japanese “Society” (日本「社会」の内と外における家畜愛護) The talk will examine how distinct logics surrounding the concept of ‘society’ (社会) have informed livestock care in Japan, and how these logics have clashed with international animal welfare standards. |
| 14:50 | 質疑応答 |
| 15:00 | 休憩 |
| 15:10 |
春藤 献一(日文研・プロジェクト研究員) 「動物愛護」という言葉が使われ続けてきたのはなぜか 「動物愛護」という言葉は、明治期に日本で成立した後、「動物保護」や「動物福祉」に取って代わられることなく、今日に至るまで100年以上にわたって使われ続けてきた。本講演では、団体名への採用や法律用語となった経緯など、「動物愛護」に関する重要な議論を振り返りながら、動物愛護の言葉の歴史を考えたい。 |
| 15:40 | 質疑応答 |
| 15:50 |
Barbara Holthus(ドイツ日本研究所・副所長/教授) 人とペットの社会学:幸福、孤独、Multispecies Families 1年の間に日本の家庭に入るペットの数は、人の出生数を上回る状況にある。ペットは家族としての扱いを広く受けており、ペットが孤独感の軽減や健康・ウェルビーイング指標の向上に寄与することも実証されている。本講演では、人と動物がともに生きる家族のかたち(Multispecies Families)を社会学的に考えたい。 |
| 16:20 | 質疑応答 |
| 16:30 | 休憩 |
| 16:40 |
総合討論 司会:春藤 献一(日文研・プロジェクト研究員) |
開催情報
| 開催日 | 2026年02月14日(土) |
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| 開催場所: | 日文研 第1共同研究室
※一般参加者はオンラインにて視聴可能です。 |
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| 開始時間: | 13:30 |
| 終了時間: | 17:10 |
| 使用言語: | 日本語(一部英語) |
| 受講料: | 無料 |
| 申込: | 要
※なお、本シンポジウムは2月14日と15日に開催されます。 (15日については、一般参加者は募集しておりません) |
| 申込締切: | 2026年2月5日(木)正午 ※日本時間 |
| 申込方法: | 以下の申込フォームもしくはチラシのQRコードよりお申込みください。
https://forms.office.com/r/7dxuHkzH7Z お申し込み後にキャンセルされる場合は、下記お問合せ先に必ずご連絡ください。 |
お問い合わせ: | 国際日本文化研究センター
研究協力課国際研究推進係 TEL:075-335-2042(平日8:30-17:00) E-mail:suishin*nichibun.ac.jp(*を@に置き換えてください) |