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Team Research2025

Shinto and Buddhism in Modern Japan: from separation to reconnection

Unit
Perspectives on Nature/Perspectives on Humanity
Project Leader Visiting Professor MORIYA Tomoe
Professor TAKII Kazuhiro

 本共同研究会は、近代日本における仏教と神道の関係を再考し、神仏分離後の新たな関係の再構築を多面的に検討することを目的とするものである。従来明治維新後に行われた神仏分離は、近代以前の神仏習合の破壊や、明治国家による神道の優位化とみなされてきた。しかし、実際には神道と仏教の関係性は、国家としての神社制度が整備される一方で、仏教教団も政府との関係を保持していた。また、神道と仏教はともに西洋の学知を受け入れて「近代化」するとともに、メディアを活用した大衆への訴えかけや海外への展開など相互に連動するかのような動きを見せている。近代日本における神道と仏教の関係は、神仏分離の影響を受けつつも、単なる破壊ではなく、その後の展開を含めて、相互に多様な影響を与えるものでもあった。これらを念頭に、幕末維新期から昭和戦中期までを主な対象とし、近代日本における神道と仏教の展開と関係を学際的、国際的見地から検証する。

センター研究者等 守屋 友江 国際日本文化研究センター・客員教授
瀧井 一博 国際日本文化研究センター・教授
坂 知尋 国際日本文化研究センター・プロジェクト研究員
西田 彰一 国際日本文化研究センター・プロジェクト研究員
共同研究員 石原 和 同朋大学仏教文化研究所・所員
岩田 真美 大阪大谷大学文学部歴史文化学科・教授
芹口 真結子 聖心女子大学現代教養学部史学科・講師
辻岡 健志 宮内庁書陵部図書課宮内公文書館・文書研究官
問芝 志保 東北大学大学院文学研究科文学部・准教授
林 淳 東洋大学東洋学研究所・客員研究員
渡 勇輝 佛教大学 歴史学部歴史文化学科・講師
John BREEN 国際日本文化研究センター・名誉教授
Orion KLAUTAU 東北大学大学院国際文化研究科 ・准教授
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