閉じる

日文研の話題

NAIST STELLAプログラム参加の高校生等が本センターを見学されました(2026年8月20日)

2026.09.01

 2026年8月20日(木)、NAIST STELLAプログラム(https://sites.google.com/view/naist-stella/)サイトビジットの一環として、プログラム参加の高校生等47名、関係者8名、合計55名の皆さんが本センターを訪問されました。

 NAIST STELLAプログラムは高校生・高専本科生を対象に、多彩な講義・演習・サイトビジット等を通じて、科学技術と探究・研究を学ぶ教育プログラムです。日文研も協力機関として参画しています。

 はじめに、太田奈名子准教授より挨拶と日文研の紹介、つづけて「国際的研究者になる〜ゆずれないものの先に〜」と題したワークショップを開催しました。自身の高校・大学アメリカ留学経験が、現在の国際共同研究へと繋がっていくプロセスを振り返り、人文学研究者の立場から、参加者のこれからの挑戦にエールを送りました。

 その後、参加者は2グループに分かれ、図書館職員による館内見学と、劉洋特任助教(総合情報発信室)による貴重資料の解説に参加しました。

 資料解説では、歴史資料を単に「古いもの」として見るのではなく、人々が自らの見た世界や未知の世界をどのように観察し、記録し、可視化し、他者へ伝えてきたのかという観点から、さまざまな資料を紹介しました。

 会場には、「百鬼夜行絵巻」「妖怪四季風俗絵巻」(1717)をはじめ、16世紀末のヨーロッパで日本列島がどのように認識されていたかを示すオルテリウス「テイセイラによる日本列島図」(1595)、豊臣秀吉や徳川家康をヨーロッパの読者に紹介したクラッソ『著名武将列伝』(1683)、人体の内部を紙片をめくりながら確認できる本木庄太夫『和蘭全躯内外分合図』(1772)、外国人向けに日本文化を紹介した近代のちりめん本、京都とその周辺を大胆な構図で可視化した吉田初三郎『京都名所大鳥瞰図』(1928)など、多様な資料が並びました。

 参加者は自由に資料を見て回りながら、地図に描かれた日本の形や、医学知識を視覚的に伝える工夫、異文化に向けた日本文化の表現方法などに関心を示し、資料の成立背景や用途について積極的に質問する姿も見られました。

 総じて文理融合研究のおもしろさや発展の可能性、さらに日文研についても理解を深めていただく機会となりました。

  • 太田准教授によるワークショップの様子 太田准教授によるワークショップの様子
  • 劉特任助教による貴重資料の紹介 劉特任助教による貴重資料の紹介
  • 図書館見学の様子 図書館見学の様子
  • 集合写真 集合写真
トップへ戻る