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日文研の話題

体験研修「生理痛を体感し、共に考える」を開催しました(2025年10月9日)

2025.10.20

 10月9日(木)、日文研では体験研修「生理痛を体感し、共に考える」が開催されました。

 この研修は、所内のトイレに誰でも使える生理用品を設置するなどの活動を行う「インクルーシブ環境推進の可能性に関する研究:生理用品設置と意識啓発の実践」チーム(研究代表者:孫詩彧助教(日文研))が企画したもので、月経を経験しない人や痛みの程度が異なる人も含め、VR技術を通じて生理痛を体験し、インクルーシブでジェンダーフレンドリーな職場環境の構築に寄与することを目的としたものです。

 研修では生理痛の基礎知識や職場環境で起こりやすい課題などについて説明を行い、体験を実施しました。所内から多様な参加者がグループごとに感想を共有し、体感の違いや他者の痛みに対する想像力を育む対話の場となりました。

 本研修は、月経がある人だけが経験しうる生理痛に限らず、様々な身体の不調に対して、VR体験を通じて参加者が「他者の痛みを想像することの難しさ」と「人によって感じ方の相違があること」「共感を生み出す対話の重要性」を実感することで、これからさらに働きやすい職場づくりを推進していくための貴重な機会となりました。

  • VR技術を通じて生理痛を体験する対面研修の会場の様子(日文研セミナー室1) VR技術を通じて生理痛を体験する対面研修の会場の様子(日文研セミナー室1)
  • 本研修に至る経緯や主旨説明、所内に設置している生理用品等の紹介を行う孫詩彧助教 本研修に至る経緯や主旨説明、所内に設置している生理用品等の紹介を行う孫詩彧助教
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