報道関係者との懇談会を開催しました(2024年10月17日)
10月17日(木)、第71回報道関係者との懇談会をオンライン併用にて開催しました。同懇談会は、日文研の研究活動や最新の成果、重点的取り組みなどを広く社会に情報発信し、理解を深めてもらうことを目的に定期的に開催しています。
今回は、新聞社、テレビ局、出版社、地域広報等12機関の関係者と所内教職員の計53名(うち、オンラインで16名)の参加がありました。
はじめに、司会の関野教授より、8月以降に着任した4名の外国人研究員と10月着任の1名の新任教員の紹介がありました。続いて7月から2025年3月にかけての日文研の活動、および今後の予定について説明があった後、片岡准教授が11月2日開催の一般公開イベントの告知を行いました。
続いて瀧井教授より、10月1日に上廣国際日本学研究部門が新設されたことについて説明があり、同部門に10月より着任した新任教員2名の紹介がありました。
そして、戦教授より直近の日文研出版物が紹介され、山田教授、磯田教授、磯前教授がそれぞれ、自身の出版物の魅力について語りました。
さらに新任教員の研究紹介として、まず初めに太田奈名子准教授(2024年7月着任)より、「越境的メディア研究のこれまでとこれから」と題した発表があり、「戦後日本のラジオ放送」をテーマに「人文学研究は社会の何の役に立つのか?」という問題への取り組みが語られました。
次に馬場幸栄特任准教授(2024年7月着任)より、「デジタルヒューマニティーズで探る 知られざる科学と書物の歴史」と題した発表があり、国立天文台で発見されたガラス乾板をデジタル化する過程で発見された、男性所員たちと一緒に写真に納まる袴姿の女性達の正体が明らかになっていく過程や、猛毒であるヒ素が検出される古い洋書の研究について語られました。
発表後、質疑応答が行われ、閉会となりました。
次回は2025年2月19日(水)に開催予定です。