NAIST STELLAプログラム参加の高校生が本センターを見学されました(2024年8月22日)
2024.09.05
2024年8月22日(木)、NAIST-STELLAプログラムサイトビジットの一環として、プログラム参加の高校生40名、関係者11名、合計51名の皆さんが本センターを訪問されました。NAIST STELLAプログラムは高校生・高専本科生を対象に、多彩な講義・演習・サイトビジット等を通じて、科学技術と探究・研究を学ぶ教育プログラムです。日文研も協力機関として参画しています。
はじめに、関野樹教授(総合情報発信室室長)より挨拶と日文研の紹介、つづけて「人文学資料の活用法」と題したワークショップを開催しました。その後、参加者は2グループに分かれ、図書館職員による館内見学や光平有希助教(総合情報発信室)による解説のもと、複数の現物貴重資料やデータベースでデジタル資料を鑑賞しました。学生たちは「百鬼夜行絵巻」や「妖怪四季風俗絵巻」(1717)のほか、西洋における日本地図の基本形として、17世紀半ばまで強い影響力を及ぼしたオルテリウス「テイセイラによる日本列島図」(1595)や、イタリア人作家クラッソが手がけた『著名武将列伝』(1683)に出てくる秀吉・家康像、さらに『解体新書』以前に作られた本木庄太夫『和蘭全躯内外分合図』(1772)や近代のちりめん本、鳥瞰図などに興味津々の様子で、積極的に質問を投げかける姿も見られました。総じて文理融合研究のおもしろさや発展の可能性、さらに日文研についても理解を深めていただく機会となりました。
(報告:総合情報発信室)