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日文研の話題

IR担当者懇談会を開催しました(2024年2月14日)

2024.02.21

 2024年2月14日、国際日本文化研究センター(以下「日文研」という)を会場に「IR(Institutional Research)担当者懇談会」が開催されました。この懇談会には、人間文化研究機構本部の担当理事や特任助教、国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館、国立国語研究所、総合地球環境学研究所、国立民族学博物館及び日文研の IR 業務に携わる教員、専門職員、事務職員、そして IR 業務に関心を持つ方々が参加されました。懇談会は、各機関の IR 活動の現状を共有し、今後の連携の基盤を築くことを目的としました。

 日文研が先導して企画したこの「IR 担当者懇談会」は、対面とオンラインのハイブリット形式で開催し、合計28名の参加を見ました。午後1時から3時までの2時間という限られた時間の中で熱心な議論が展開されました。

 懇談会の冒頭、日文研 IR 室長の牛村圭教授による IR の意義と重要性を確認する挨拶、そして同 IR 室助教の孫詩彧から本企画の趣旨説明を行いました。そののち同助教の司会進行のもと、図表等を使いながら参加者から各機関における IR 業務担当の体制、データ収集のフロー、データの示し方などについて情報を得た上で、その共有を行いました。さらに参加者は、各機関の研究者や研究内容の特徴を踏まえながら、日常の業務において感じる課題や困難、体制整備や業務遂行のために必要な取り組みについても意見交換を行いました。

 懇談会の後半では、IR データの分析方法、各機関の分析視点、データ活用の方法についての議論が展開され、今後の IR に関する勉強会の開催、所属研究者の意識啓発活動、IRネットワークの構築などに関する提案もありました。

 今回の懇談会は各機関の IR 業務に関する現状や課題を語り合う場として企画されましたが、それにとどまらず参加者それぞれの経験談も共有することができ、とても有意義な会となりました。今後はより多様な形での交流を続け、IR 業務を円滑に進め組織運営の改善や意思決定への支援に寄与できるようにしていく所存です。

(文:孫詩彧 IR 室 助教)

  • 牛村圭IR室長による挨拶 牛村圭IR室長による挨拶
  • 企画の趣旨説明を行う孫詩彧助教 企画の趣旨説明を行う孫詩彧助教
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