報道関係者との懇談会を開催しました(2023年7月19日)
7月19日、第67回報道関係者との懇談会を開催しました。同懇談会は、日文研の研究活動や最新の成果、重点的取り組みなどを広く社会に情報発信し、理解を深めてもらうことを目的に定期的に開催しています。第61回目からZOOM併用にて開催しています。
今回は、新聞社、テレビ局、出版社、地域広報等11機関の関係者と所内教職員の計53名(うち、ZOOMで14名)の参加がありました。
はじめに、司会の安井教授より、4月以降に着任した6名の外国人研究員の紹介と、4月から12月にかけての活動について紹介がありました。
次に、磯前教授より、直近の日文研出版物が紹介され、続いて、松田教授ならびに倉本教授が自身の研究成果である出版物の魅力について語りました。
続いて、光平助教(総合情報発信室)より、7月に着任した総合情報発信室の人文知コミュニケーター駒居特任助教及び4月から進めている同室の事業について紹介がありました。
また、安井教授より、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のKalmanovitz 図書館と日文研による展示企画「浮世絵にみる妊産婦と胎児の身体イメージ」の開催予定とアメリカでの開催準備の様子について紹介がありました。
さらに、新任教員の研究紹介として、最初に、片岡准教授(2023年4月着任)より、「日本文学翻訳の舞台裏―あいだの実相を解き明かす」として、日本文学の翻訳・編集・出版プロセスでなにが起きていたのか、翻訳された日本文学がどう伝播していったのかについて紹介された後、今後の研究展望についても語られました。続いて、ホワイト特任助教(2023年3月着任)より、「十返舎一九の『膝栗毛』——弥次と喜多の世界を再発見」をテーマに、『膝栗毛』の知られざる事実や十返舎一九の死後に出版されたパロディ作品について紹介されました。
発表後、質疑応答が行われ、閉会となりました。
次回は2023年11月21日(火)に開催予定です。