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日文研の話題

日本研究講座設立講座支援事業(JICAチェア)の一環として中南米諸国の研究者8名の訪問を受入れました(2022年10月5日)

2022.10.28

 去る、105日(水)、独立行政法人国際協力機構(JICA/ジャイカ)が企画する、「日本研究講座設立講座支援事業(JICAチェア)」の一環として、日本研究講座が既に設置された中南米諸国の大学教員8名の訪問を受入れました。

 今回の訪問は、JICAチェアに関わりのある中南米諸国の教員/研究者を本邦に一定期間招へいし、日本研究を実施している大学や教育機関を訪問することで、日本研究に関する聞き取り、意見交換及び日本研究に関するディスカッションを対面で実施し、つながりを緊密にすることを目的として企画されたものです。

 当日は、井上所長、木村出(きむら いづる)JICA関西所長からの挨拶の後、瀧井研究調整主幹から、日文研の概要及び第4期の「国際日本研究」コンソーシアムの海外展開についての説明が行われました。説明はスペイン語逐次通訳を交えて行われ、コンソーシアムへの入会等について、活発な質疑応答が行われました。

 続いて、磯田総研大国際日本研究専攻長と榎本同専攻教育研究WG長から同専攻の活動概要及び入学者数や学位取得者数の説明があり、入試制度や南米からの留学生の受入等について活発な議論が行われました。

 最後には、③図書館見学をはさみ、④国立ラプラタ大学のセシリア小那覇教授による講演「アルゼンチンにおける日本文化と日系文化との関係の一考察(The study of the relationship between Japanese culture and Nikkei culture in Argentina.)」が行われ、その様子は「国際日本研究」コンソーシアム会員機関へもズーム配信されました。

 総研大国際日本研究専攻修了生でもある小那覇教授の講演内容には、日系文化や南米における大衆文化等について、日文研教員から多くの質問が寄せられ、熱意のある意見交換が行われました。

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