「風俗図会データベース」がIIIFに対応しました
「風俗図会データベース」では、日文研が所蔵する絵双紙(絵草子・絵草紙)や錦絵などの高精細デジタル画像を公開しています。
このたび、デジタル化画像を相互運用するための国際的枠組みであるIIIF(International Image Interoperability Framework)に対応しました。これによりIIIFで公開された画像同士を、その公開元にかかわらず、IIIFに対応したビューワ上で並べて表示させたり、画像にコメントやタグを付けたりすることができます。
※付けたコメントやタグはお使いのブラウザに保存されます。インターネット上には公開されません。
ご利用はこちらから→ 風俗図会データベース
IIIF画像を閲覧利用するためのビューワにはいくつかの種類がありますが、ここではそのうち Mirador の操作について説明します。
例として、日文研風俗図会データベースと、国立国会図書館デジタルコレクションの「両国の夕立」を並べて表示させてみます。
1) Mirador のデモ画面を開きます。
2)風俗図会データベースから、「両国の夕立」のIIIFアイコンを1)の画面にドラッグ&ドロップすると画像が表示されます。
3)国立国会図書館デジタルコレクションの「両国の夕立」を追加します。Mirador デモ画面の左上にあるアイコンをクリックし、新しいスロット(画像を表示する場所)を追加します。
4)国立国会図書館デジタルコレクション から、「両国の夕立」のIIIFアイコンを新しいスロットにドラッグ&ドロップすると二つの資料を並べて表示させることができます。
このように、IIIFで公開された画像を Mirador 上で比較することができます。
Miradorの詳しい使い方は、当センター「高畠華宵大正ロマン館所蔵近代日本大衆雑誌図像データベース」でもご説明しています。