歴史まんが 細川ガラシャの物語『散りぬべき時』を日文研OAで公開しました
2025.07.31
このたび、日文研では、2023年3月に冊子体で出版した歴史まんが 細川ガラシャの物語『散りぬべき時』(作:フレデリック・クレインス教授)を日文研オープンアクセスで公開しました。無料で全ページご覧いただけます。
◆ 日文研オープンアクセスはこちら
戦国の悲劇のヒロイン、細川ガラシャの真実に迫る
明智光秀の娘として生まれ、細川忠興に嫁いだ細川ガラシャ(明智玉)。バテレン追放令下でもキリスト教の洗礼を受けた彼女の人生は、1600年関ヶ原合戦直前、細川邸での壮絶な最期を迎えます。
その時、一体何が起こったのか?
ガラシャの最期を唯一看取った侍女・霜。クレインス教授が霜自身の記した貴重な史料「しゆうりんゐんさま御はてなされ候したいの事」(霜の覚書)をもとに脚本を執筆し、三浦麻乃氏と府高航平氏が制作した本格派漫画『散りぬべき時』。
史実に忠実でありながら、物語の終盤では年老いた霜の夢を通して「もしもガラシャが生き延びていたら...」という希望に満ちた結末も描かれています。
歴史の表舞台には決して現れない侍女の視点から描かれる、もうひとつの戦国史をご覧ください。
※同まんがは、人間文化研究機構「開かれた人間文化研究を目指した社会共創コミュニケーションの構築」事業の一環として制作いたしました。
◆ 同まんがをもとに制作した歴史アニメ「散りぬべき時」はこちら(YouTube)から