お知らせ

　SOKENDAI賞は、総合研究大学院大学の理念と目的に照らして、特段に顕彰するに相応しい研究活動を行い、その成果を優れた学位論文にまとめて課程を修了し、学位を取得した修了生を表彰する賞として平成30年度に創設されました。

　受賞は、虞雪健さんの学位論文「日本古典文学における中国夢遊物語のアダプテーション（Adaptations of the Chinese Dream stories in Japanese Classical Literature）」及び在籍中の研究活動への取組が評価されたもので、同氏には賞状及びトロフィーが授与されました。

【受賞者・虞雪健さんのコメント】
　私が修了した国際日本研究専攻（現・国際日本研究コース）は、人文社会科学、そして自然科学の異なる領域を繋ぐ、国際的かつ学際的なアプローチにより日本研究を推進するための場でした。このコースで、「日本研究基礎論」や「学際研究論」などの授業を受けることで、日本研究における理論と方法論の基盤をしっかりと築く機会を得ました。また、共同研究プロジェクト、充実したレクチャー、木曜セミナーなど、さまざまなプログラムに積極的に参加することにより、国際的な研究者ネットワークとのつながりを深め、研究に新しい視点と刺激をもたらしました。このコースは、日本研究のフロンティアを開拓したいと考える研究者にとって、理想的な学びの場であると言えます。

【受賞者・虞雪健さんのコメント】英文
The Japanese Studies Program, which I completed, served as a platform for advancing Japanese studies through an international and interdisciplinary approach, bridging the distinct realms of the humanities, social sciences, and natural sciences. In this program, by taking courses such as "Theory and Methodology in Japanese Studies" and "Interdisciplinary Research", I was able to solidly establish a foundation in the theories and methodologies of Japanese studies. Furthermore, by actively participating in various programs, including collaborative research projects, comprehensive lectures, and Thursday seminars, I deepened my connections with an international network of researchers, which brought new perspectives and inspiration to my research. This program can be considered an ideal learning environment for researchers aiming to explore the frontiers of Japanese studies.

• 主任指導教員の荒木教授（左）と虞雪健さん