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日文研木曜セミナー

第287回日文研木曜セミナー

写真撮影、録画、録音はご遠慮ください。

(報道機関の皆様へ)取材をご希望の場合は、事前に取材申込を行ってください。
開催日時:2026年05月28日(木)16:30 

テーマ

西谷 功「仏画を読み解く―肖像画を事例に」
劉 洋「被虜人はなぜ日本へ運ばれたのか―倭寇期東アジア海域における選別と輸送」

概要

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西谷 功「仏画を読み解く―肖像画を事例に」
 日本に膨大に伝存する僧俗肖像画は、いかなる理由で制作されたのか。本発表は、この問題を東アジア仏教文化の広がりの中で捉え直す。とりわけ従来十分に注目されてこなかった宋代仏教文化の日本への影響に着目し、まず肖像画の宗教的役割を再検討する。ついで肖像画を文化史的に読み解くことで、日本における仏教受容の具体相とその文化的基盤を明らかにする。以上の検討は、仏教文化史という視座が、思想研究とは異なる側面から仏教社会の実態に迫りうることを示すものであろう。

劉 洋「被虜人はなぜ日本へ運ばれたのか―倭寇期東アジア海域における選別と輸送」
 本報告は、十四~十六世紀の倭寇期における被虜人の日本移送の過程を再検討する。従来の研究は、日本へ連行された後の売買や労働利用に注目することが多かったが、本報告では「捕らえられること」と「日本へ運ばれること」を区別し、そのあいだに存在した選別の論理に着目する。具体的には、陸上襲撃における年齢・体力・管理可能性をめぐる選別、十六世紀に顕著となる身代金という手段、さらに海上襲撃がより直接に輸送へ結びつきやすい条件を検討する。また、こうした過程において、被虜人自身の主体性も看過できないことを指摘したい。日本への輸送を単なる結果ではなく、被虜の処遇を方向づける転換点として捉え直すことを目指す。

発表者
西谷 功
国際日本文化研究センター 准教授
発表者
劉 洋
国際日本文化研究センター 特任助教
司会
中丸 貴史
国際日本文化研究センター 准教授

見出しアイコン開催情報

開催日: 2026年05月28日(木) 
場所:
国際日本文化研究センター セミナー室1(現地開催のみ)
開始時間:
16:30
終了時間:
18:00
参加対象者:
研究者の方を対象(学生を含む)
言語:
日本語
参加方法:
■ 申し込みが必要です。
5月26日(火)正午までに 申込みフォームからお申し込みください。

報道関係者でイベントの取材を希望される場合は、以下の取材申込フォームにて事前に取材申込を行ってください。
https://forms.cloud.microsoft/r/SbAtNss7E4
お問合せ:
国際日本文化研究センター総務課総合情報発信室事務室広報係
seminar*nichibun.ac.jp(*を@に置き換えてください)
備考:
申込時にご入力いただいた個人情報は、大学共同利用機関法人人間文化研究機構関連事業や国際日本文化研究センターが主催するイベント及び活動等のご案内に使用いたします。あらかじめご了承願います。
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