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日文研木曜セミナー

第286回日文研木曜セミナー/第263回Nichibunken Evening Seminar

写真撮影、録画、録音はご遠慮ください。

(報道機関の皆様へ)取材をご希望の場合は、事前に取材申込を行ってください。
開催日時:2026年02月19日(木)17:00 

テーマ

ニーナ・ファリゾヴァ「『万葉集』の空間性と時間性―寄物陳思と正述心緒における<月>」
朱捷「哲学思考から科学実践へ―中国における"気"学説の新段階」

概要

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ニーナ・ファリゾヴァ「『万葉集』の空間性と時間性―寄物陳思と正述心緒における<月>」
 『万葉集』の巻十一と巻十二に寄物陳思(ものによせておもいをのぶ)と正述心緒(ただにおもいをのぶ)という恋の歌が集められています。これまでの研究ではその区別が不明であるとされてきました。今回の発表では、寄物陳思は空間の認識が強く、正述心緒は時間の認識が強い歌のタイプであると論じたいと思います。<月>という歌語の例を見れば、寄物陳思で天体の意味で使われ、正述心緒では時間の単位として使われています。

朱 捷「哲学思考から科学実践へ―中国における"気"学説の新段階」
 中国の伝統思想において、物質をもって一切の存在の根本を説くものに気の学説があり、気は最も精微な存在であり、あらゆる事物を構成する根源であるとされる。近代以降、西方主流の科学的価値体系の台頭に伴い、形がなく捉えどころがなく、常人には感知しがたい気は次第に衰退し、宇宙の生成や人間の本質といった根本問題をめぐる議論においても、かつての主導的地位を失っていった。しかし、弁証法的に見れば、衰退の過程は同時に不純物を取り除き精髄を残す過程でもある。気学説の一つの異彩—「三層物質理論」が21世紀の中国で次第に頭角を現し、数十年にわたる実践と発展を経て、主流科学と対話可能でありながらも科学的言説体系に縛られない、宇宙生命の根本問題に関する理論的仮説として確立された。

発表者
ニーナ・ファリゾヴァ
国際日本文化研究センター JF-日文研フェロー(外来研究員)
発表者
朱 捷
国際日本文化研究センター 外国人来訪研究員(外来研究員)
コメンテーター
井上 さやか
奈良県立万葉文化館 企画・研究係長
コメンテーター
孫 緒倫
南苑病院 医師 *録画出演となります
司会
坂 知尋
国際日本文化研究センター プロジェクト研究員

見出しアイコン開催情報

開催日: 2026年02月19日(木) 
場所:
国際日本文化研究センター セミナー室1(現地開催のみ)
開始時間:
17:00
終了時間:
18:30
参加対象者:
研究者の方を対象(学生を含む)
言語:
日本語(英語での質問可能)
参加方法:
■ 申し込みが必要です。
2月17日(火)正午までに 申込みフォームからお申し込みください。


報道関係者でイベントの取材を希望される場合は、以下の取材申込フォームにて事前に取材申込を行ってください。
https://forms.office.com/r/HcQSncHL8V
お問合せ:
国際日本文化研究センター総務課総合情報発信室事務室広報係
seminar*nichibun.ac.jp(*を@に置き換えてください)
備考:
申込時にご入力いただいた個人情報は、大学共同利用機関法人人間文化研究機構関連事業や国際日本文化研究センターが主催するイベント及び活動等のご案内に使用いたします。あらかじめご了承願います。
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