閉じる

日文研木曜セミナー

第277回 日文研木曜セミナー

テーマ

日本の最先端から考える―境界、遺産化、そして「島」の再考に向けて

概要

▶ PDFを見る  近年、国境の重要性がますます強調されている。1990年代に流行した「国境なき世界(ボーダーレス・ワールド)」という楽観論は今日、夢のように思える。昨今のコロナ危機にて露呈したのは、国境とは、維持し確保すべき境界線として、執拗に焦点が当てられているという点である。しかし、もし私たちがこうした境界線をあらかじめ与えられたものとして受け入れず、その代わりに、国境・境界が形成されるプロセスを、世界をさまざまなレンズを通して考察するための招待状として理解するとしたらどうだろう。
 本セミナーにおいて、このような視点が、境界を越えたつながりがどのように構成され、争われてきたのか、あるいはそのような争いとつながりの時代が現在、どのように記憶されているのか、また、このようなアプローチが日本のような島国の研究にとってどのような意義を持つのかを分析するために、境界研究の日本への適用可能性について論じる。
発表者 
エドワード・ボイル
国際日本文化研究センター 准教授
コメンテーター 
楠 綾子
ハサン・トパチョール
国際日本文化研究センター 教授
国際日本文化研究センター 外国人研究員
司会 
春藤 献一
国際日本文化研究センター プロジェクト研究員

見出しアイコン開催情報

開催日: 2023年11月22日(水) 
場所:
Zoomによるオンライン開催
開始時間:
16:30 
終了時間:
18:00
参加対象者:
研究者の方を対象(学生を含む)
言語:
日本語
参加方法:
申し込みが必要です。
オンラインで参加される場合、11月20日(月)正午までに 申込みフォームからお申し込みください。
折り返し、開催前日までにZoomミーティング入室用のURLをお知らせいたします。
お問合せ:
国際日本文化研究センター研究協力課事業係
kenkyo*nichibun.ac.jp(*を@に置き換えてください)
備考:
お申込み時にお預かりした個人情報は、大学共同利用機関法人人間文化研究機構関連事業のご案内に使用させていただく場合があります。あらかじめご了承願います。
トップへ戻る