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日文研木曜セミナー

第276回 日文研木曜セミナー

テーマ

日本近現代文学の英訳にみる地霊ゲニウス・ロキの変奏
― 大佛次郎から大江健三郎、柳美里まで―

概要

▶ PDFを見る  地霊ゲニウス・ロキとは、土地に宿る文化的・歴史的・社会的記憶や性格のことをいう。第二次世界大戦後、英語圏における日本文学の紹介が活性化した時期に翻訳者・編集者たちが直面した難題のひとつが、この地霊をめぐる翻訳問題であった。
 本報告では、大佛次郎や谷崎潤一郎の小説が戦後期に英訳される際、とりわけ問題となった地名の翻訳を起点とし、小説における地霊の表象と翻訳との関わりについて紹介する。併せて大江健三郎の著書、そして近年では柳美里の場合なども検討し、地霊が世界に対してどのように開かれてきたのかについても考えてみたい。
発表者 
片岡 真伊
国際日本文化研究センター 准教授
コメンテーター 
河野 至恩
デンニッツア・ステファノヴァ・ガブラコヴァ
上智大学 国際教養学部 教授
国際日本文化研究センター 外国人研究員
司会 
西田 彰一
国際日本文化研究センター プロジェクト研究員

見出しアイコン開催情報

開催日: 2023年07月20日(木) 
場所:
Zoomによるオンライン開催
開始時間:
16:00 
終了時間:
17:30
参加対象者:
研究者の方を対象(学生を含む)
言語:
日本語
参加方法:
申し込みが必要です。
オンラインで参加される場合、7月18日(火)正午までに 申込みフォームからお申し込みください。
折り返し、開催前日までにZoomミーティング入室用のURLをお知らせいたします。
お問合せ:
国際日本文化研究センター研究協力課事業係
kenkyo*nichibun.ac.jp(*を@に置き換えてください)
備考:
お申込み時にお預かりした個人情報は、大学共同利用機関法人人間文化研究機構関連事業のご案内に使用させていただく場合があります。あらかじめご了承願います。
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