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共同研究2024年

後宮・奥・ハレム―ジェンダー分析から見た宮廷女性の比較史的研究―

ユニット
大衆文化研究の展開
研究代表者 神田 裕理客員准教授
榎本 渉教授

 本研究では、いまだその全貌が明らかとなっていない、「王室」・天皇家の後宮・幕府の奧に生きる女性、そこで生まれた女性とはいかなる存在であったか、その立ち位置および役割を、グローバルな観点から検討する。本研究では、諸外国の「後宮」や「奧」との比較検討を行うことによって、共通性・関連性や独自性を探り、それぞれの特質を提示し、実態の解明を目指していきたい。
 また、ジェンダーの視点も積極的に取り入れる。後宮で働く女性(女官)は、外部との交渉役も担い、幕府の奧で働く女性(女房)もまた、「将軍側近」たる役割を果たしていた。ジェンダーの視点をふまえ、女官・女房のみならず、彼女たちと公家や幕臣の連携のありようも、具体的に解明する。

センター研究者等 神田 裕理 国際日本文化研究センター・客員准教授
榎本 渉 国際日本文化研究センター・教授
共同研究員 伊集院 葉子 専修大学・非常勤講師
小笠原 弘幸 九州大学人文科学研究院・准教授
木下 昌規 大正大学・准教授
龔 婷
倉本 一宏 国際日本文化研究センター・名誉教授
高鳥 廉 北海道武蔵女子短期大学・専任講師
滝澤 修身 長崎純心大学人文学部・教授
田中 暁龍 桜美林大学・教授
前田 尚美 京都女子大学・非常勤講師
松下 憲一 愛知学院大学・教授
松薗 斉 愛知学院大学・教授
村井 章介 東京大学・名誉教授
山木 聖史 日本大学・非常勤講師
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