閉じる

共同研究2022年

日本型教育の文明史的位相

ユニット
文化と権力
研究代表者 瀧井 一博教授

 明治維新後の日本は、国家の主導による根本的な社会変革を行った。その結果日本は国際的地位向上という点で稀有な成功を収め、日本は西洋諸国に急スピードで追いついた。それは、国家による人的物的資源の開発と統制のたまものだったといえる。その重要な支柱のひとつとして、中央集権化された教育制度がある。だが、いまやそれも曲がり角に来ている。「失われた20年」を経て、グローバリゼーションにさらされるなかで、「日本」を成り立たせているもろもろの制度は漂流を続けている。教育も例外ではない。本研究は、近代以降の教育制度の過去・現在・未来を省察し、国際社会のなかでの今日的意義を討議する。
(以下の研究組織は2022年4月1日時点のものです)

センター研究者等 瀧井 一博 国際日本文化研究センター・教授
齊藤 紅葉 国際日本文化研究センター・機関研究員
西田 彰一 国際日本文化研究センター・プロジェクト研究員
根川 幸男 国際日本文化研究センター・特定研究員
共同研究員 稲垣 恭子 京都大学・理事・副学長
竹内 里欧 京都大学大学院教育学研究科・准教授
齊藤 智 京都大学大学院教育学研究科・教授
RAPPLEYE, Jeremy 京都大学大学院教育学研究科・准教授
安藤 幸 京都大学大学院教育学研究科・講師
井上 義和 帝京大学共通教育センター・准教授
椎名 健人 近畿大学教職教育部・講師
高山 敬太 京都大学大学院教育学研究科・教授
片山 杜秀 慶応義塾大学法学部・教授
宇野 重規 東京大学社会科学研究所・教授
柏木 敦 立教大学文学部教育学科・教授
大澤 聡 近畿大学文芸学部・准教授
大田 美佐子 神戸大学大学院人間発達学研究科・准教授
阿川 尚之 同志社大学法学部・教授
足羽 與志子 一橋大学大学院社会学研究科・特任教授
礒山 麻衣 東京大学大学院学際情報学府・博士課程
待鳥 聡史 京都大学大学院法学研究科・教授
瀬平劉 アントン 九州大学基幹教育院・准教授
大中 有信 同志社大学法科大学院・教授
平松 隆円 東亜大学芸術学部、大学院総合学術研究科・准教授
海外共同研究員 苅谷 剛彦 オックスフォード大学・教授
トップへ戻る