日文研は、
日本文化の研究を支える
国際拠点です国際日本文化研究センター
こども霞が関見学デー 2025
この夏は、アニメやまんがで、日本と世界をつなぐ歴史をたどろう!







「日文研」を足がかりに、日本文化を探検しよう!
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1987年、京都に誕生した国際日本文化研究センター(日文研)。
日文研では、いろんな分野の研究者たちが集まり、とってもユニークな研究活動をおこなっています。
日本国内だけではなく、「日本の文化や歴史を、外国の人たちはどのように考えているのだろう?」といった海外の視点も大切にしながら、日本研究の深まりを目指しています。
まんがでたどる、日本と世界のつながりの歴史
まんが『岩倉使節団 始まりの物語 : 日本の近代化に向けて』
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◆ 岩倉使節団(いわくらしせつだん)ってなに?
今から150年くらい前、全部で100人以上の日本人のグループが、海をこえてアメリカやヨーロッパの国々を1年半くらいかけて見てまわりました。リーダーは岩倉具視(いわくらともみ)という人です。
どうしてそんな旅をしたのかというと、「外国のすごいところを見て、日本をもっとよくするにはどうしたらいいか」を学ぶためでした。この旅は、日本が近代(きんだい)という新しい時代に進むきっかけになりました。
◆ 未来に向かって!
2022年4月から、高校では「歴史総合(れきしそうごう)」という新しい勉強がはじまりました。これは、日本の歴史を世界の歴史といっしょに考えるという内容です。
そこで、国際日本文化研究センターは、京都精華大学や京都国際マンガミュージアムといっしょに、「岩倉使節団」のことをわかりやすく伝えるマンガを作りました。このマンガを読んで、日本がどのように近代へと進んでいったのかを考えてもらいたいと思っています。これからは日本語だけでなく、英語などいろいろな言葉でも読めるようにしていく予定です。
『岩倉使節団 始まりの物語 : 日本の近代化に向けて』
監修:瀧井一博
マンガ:濵田咲乃
企画・編集・制作:京都精華大学(京都国際マンガミュージアム)事業推進室
発行:国際日本文化研究センター下記リンク先より全ページを無料で読むことができます!
https://nichibun.repo.nii.ac.jp/records/2000397このプロジェクトの詳細についてはこちらの特設ページをご覧ください。
https://www.nichibun.ac.jp/iwakura/ -
まんが『COMMON GROUND 日蘭交流のはじまり』
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在大阪オランダ王国総領事館と共同で、まんが『COMMON GROUND 日蘭交流のはじまり』を制作しました!
まんがは、2025年大阪・関西万博オランダパビリオンを訪れた男の子と妖精 ZON(ぞん:オランダ語で「太陽」という意味だよ!) との出会いから始まります。ZON(ぞん) は、過去へのタイムスリップでいったい何を見せてくれるのでしょうか?
さあ、ZON(ぞん)と一緒に、425年にわたって友情を育んできた日本とオランダの歴史を辿る旅にでかけよう!
『COMMON GROUND 日蘭交流のはじまり』
絵・文:三浦麻乃(日文研技術補佐員)
監修・文:フレデリック・クレインス(日文研副所長)
原案:マーク・カウパース(在大阪オランダ王国総領事館総領事)
協力:国際日本文化研究センター
発行:在大阪オランダ王国総領事館下記リンク先より全ページを無料で読むことができます!
https://nichibun.repo.nii.ac.jp/records/2000442 -
歴史まんが 細川ガラシャの物語『散りぬべき時』
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戦国の悲劇のヒロイン、細川ガラシャの真実に迫る
明智光秀の娘として生まれ、細川忠興に嫁いだ細川ガラシャ(明智玉)。バテレン追放令下でもキリスト教の洗礼を受けた彼女の人生は、1600年関ヶ原合戦直前、細川邸での壮絶な最期を迎えます。
その時、一体何が起こったのか?
ガラシャの最期を唯一看取った侍女・霜。クレインス教授が霜自身の記した貴重な史料「しゆうりんゐんさま御はてなされ候したいの事」(霜の覚書)をもとに脚本を執筆し、三浦麻乃氏と府高航平氏が制作した本格派漫画『散りぬべき時』。
史実に忠実でありながら、物語の終盤では年老いた霜の夢を通して「もしもガラシャが生き延びていたら...」という希望に満ちた結末も描かれています。
歴史の表舞台には決して現れない侍女の視点から描かれる、もうひとつの戦国史をご覧ください。
文:フレデリック・クレインス(日文研副所長)
絵:三浦麻乃、府高航平
発行:国際日本文化研究センター下記リンク先より全ページを無料で読むことができます!
https://nichibun.repo.nii.ac.jp/records/2000447 -
アニメでたどる、日本と世界のつながりの歴史
歴史アニメ【前編】日蘭むかし物語―リーフデ号から平戸オランダ商館へ(平戸編)
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◆ 徳川家康「どこから来た?」
「イギリスです」「私はオランダからです」1600年、運命の出会いから始まった日蘭400年の物語。難破寸前のリーフデ号から降り立ったウィリアム・アダムスとヤン・ヨーステンが、徳川家康との歴史的な謁見で日本とオランダの扉を開きます。◆ アダムスの失望、家康の興味、そして平戸への道
パタニ派遣を熱望するアダムスの願いは叶わず、代わりにオランダ商人たちが平戸の地を踏みます。「平戸の人々は本当に親切だったね」―1609年、ポイクとファン・デン・ブルックの平戸上陸から駿府城での家康謁見、そして朱印状交付まで、ドラマチックな展開をアニメで再現。◆ 繁栄する平戸商館、そして突然の移転命令
石造りの巨大な倉庫を中心とした「小さなオランダ街」が形成され、平戸の町で圧倒的な存在感を放つまでに発展。しかし1641年、大目付・井上政重の厳しい命令により、築き上げたすべてを壊して長崎出島への移転を余儀なくされます。フレデリック・クレインス教授の脚本をもとに、三浦麻乃氏と府高航平氏がアニメーションを制作し、人気声優の速水奨氏、花守ゆみり氏らが命を吹き込みました。アニメのなかで、イキイキと動く徳川家康、ウィリアム・アダムス(三浦按針)、オランダ商人たち。彼らが紡いだ日蘭関係の歴史をご覧ください。
また、アニメ―ションには、海外ドラマ『SHOGUN 将軍』の時代考証を担当したクレインス教授のこだわりが細部に散りばめられています。ぜひ、探してみてください。
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歴史アニメ【後編】日蘭むかし物語―出島オランダ商館の日々(長崎編)
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◆「まるで牢屋のようなところじゃありませんか」「我慢、我慢。毎年ここで貿易の利潤を得るためには致し方ないことだ」
1641年、平戸から出島に移されたオランダ商館。制限された人工島で、それでもオランダ人たちは日本との貴重な貿易を守り続けました。◆ 年に一度の船の到着、そして9ヶ月の島生活
「我らが祖国の船はまだかなぁ...」遠い海を見つめるオランダ商人たち。バタヴィアからの船が到着すると、通詞との親しい会話、様々な商品の取引が始まります。しかし船が去ると、また長い退屈な日々が始まります。◆ 恋に落ちる商館員、江戸参府の旅、そして文化の交流
「お菊さん、好きなんです。ずっと一緒にいてください」―遊女に恋するオランダ人。読書、音楽、ビリヤードで時間を過ごし、毎年冬には将軍への豪華な贈り物を携えて江戸参府の旅に出ます。オランダの小袖(ヤポンセ・ロック)がオランダで大流行し、日本の医師がオランダの医学書に興味を示すなど、文化交流の実態も生き生きと描かれています。◆ 250年続いた特別な関係、そして新しい時代へ
1863年、出島から横浜へ。長い鎖国の時代を経て、日蘭関係は新たな段階へと向かいます。フレデリック・クレインス教授の脚本をもとに、三浦麻乃氏と府高航平氏がアニメーションを制作し、人気声優の速水奨氏、花守ゆみり氏らが命を吹き込みました。アニメのなかで、イキイキと動く徳川家康、ウィリアム・アダムス(三浦按針)、オランダ商人たち。彼らが紡いだ日蘭関係の歴史をご覧ください。
また、アニメ―ションには、海外ドラマ『SHOGUN 将軍』の時代考証を担当したクレインス教授のこだわりが細部に散りばめられています。是非、探してみてください。
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歴史アニメ 細川ガラシャの物語「散りぬべき時」/ Hosokawa Gracia / The Time to Fall like Scattering Flowers
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細川ガラシャってどんな人?
細川ガラシャは、1563年に明智光秀(あけち みつひで)の娘として生まれ、細川忠興(ほそかわ ただおき)という戦国武将と結婚しました。
その後、キリスト教を信じるようになり、「ガラシャ」という名前で洗礼(せんれい)を受けました。でもそのころ、日本ではキリスト教が禁止されていて、大変な時代でした。
1600年、関ヶ原の戦いが始まる前、ガラシャは突然亡くなります。なぜそんなことになったのでしょうか。
アニメとまんがでよみがえる物語!
ガラシャの最後を見守った侍女(じじょ)・霜(しも)の話をもとに、まんが『散りぬべき時(とき)』を作り、そして2024年にはアニメにもなりました!
このお話では、もしガラシャが生きのびていたら...という霜の希望をえがく場面も出てきます。絵も言葉も、昔の日本をできるだけ正しく伝えるように作られています。
アニメは日本語だけでなく、英語や中国語の字幕(じまく)もあるので、いろんな国の人も楽しめます!
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徳川家康の英国人側近の正体とは? 歴史アニメ「ウィリアム・アダムスから三浦按針へ 数奇な運命を辿ったイギリス人航海士」
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三浦按針(みうらあんじん)ってだれ?
ウィリアム・アダムスって?
この人、日本人なの? それとも外国の人?
船のり? お侍さん? もしかして海ぞく?
今から400年以上前、1600年のこと。
「関ヶ原のたたかい」の少し前、ウィリアム・アダムスというイギリス人の船のりが、日本にたどりつきました。ふつうの船のりだったアダムスは、なんと、日本をまとめたすごい武将・徳川家康(とくがわ いえやす)にとても気に入られ、家康の近くで手伝うようになりました。そして、日本で「三浦按針(みうら あんじん)」という名前をもらいました。
三浦按針は、日本とほかの国(ヨーロッパ)との友だちづくりや、貿易(ぼうえき)という"モノのやりとり"で、大かつやくしました。彼が来たことで、日本と世界がもっとつながるようになったのです。
そんな三浦按針のすごい人生を、アニメで見られます!
このアニメは、歴史のことをよく知っているフレデリック・クレインス先生がイラストレーターの助手たちと一緒につくりました。
ドラマティックな絵と、花守ゆみりさんのナレーションで、昔のお話がドキドキわくわく見られるよ。歴史が好きな人はもちろん、まだよく知らない人も楽しめるアニメです。ぜひ見てみてね!
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カルレッティのだいぼうけん
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イタリアの冒険商人カルレッティが著わした『世界周遊記』(1701年刊行/日文研所蔵)をもとに制作したアニメーション動画です。カルレッティは1594年から1602年まで、8年もの歳月をかけて世界一周を果たしました。旅の途中では日本にも立ち寄り、長崎で見聞した面白いエピソードも多数記録しています。ぜひ、お子様から大人の方まで、皆さんでお楽しみください!
※解説字幕についてはYouTube画面上でON/OFFの切り替えができます。
※本アニメーションは原書を基に再構成したフィクションです。 -
動画でわかる日文研の活動
日文研紹介ムービー
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国際日本文化研究センターの概要と活動内容を約6分間のムービーにまとめました。
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国際日本文化研究センター図書館 オンライン見学会
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国際日本文化研究センター図書館をオンラインで見学できる動画です。図書館の特徴はたくさんあるのですが、あえて3つに絞るなら...
・ストックホルム市立図書館を参考にした円形デザイン&ステンドグラス! ・海外の日本について書かれた本(外書と呼んでいます)の網羅的収集! ・資料の電子化を行える情報工房! -
日文研公式YouTubeチャンネルでは、「社会に開かれた研究機関」として、活動によって得られた成果を広く社会へ還元するため、さまざまな講演会やシンポジウム、その他研究活動などの様子をお届けしています。
暑い夏でもゾッとしちゃう?昔の人が想像した妖怪たちがせいぞろい!
怪異・妖怪画像データベース
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昔の絵画資料に描かれた怪異・妖怪に関する画像を集めたデータベースです!
特徴(とくちょう)や名前をもとに、当てはまる妖怪が載っている巻物や絵画を探すことができます。
お気に入りの妖怪は見つかるかな?さがしてみよう!
データベースのつかいかた
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①トップページの左下のバナー(赤い枠の部分)「データベース検索ページ」をクリック。
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②「特徴(とくちょう)から探す」「名前から探す」のタブから、気になる言葉を選んでみよう。今回は「鬼(おに)」をクリック。
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③すると「鬼」として分類されている画像が表示されるので、拡大してよりくわしく見たい絵をクリックしてみよう。
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④その画像についてのさまざまなデータとともに、「IIIF Viewer(トリプルアイエフ ビューワー)」というボタンが現れるので、クリック。
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⑤すると、オリジナルの大きな画像を見ることができるよ。拡大して、細かいところもよく見てみよう!
そして次のコーナーは「ぬって遊ぼう!妖怪ぬりえ」
「作ってかぶろう!なりきり妖怪おめん」!
好きな色やもようをぬって、自分だけのオリジナル妖怪を完成させよう!ぬって遊ぼう!妖怪ぬりえ
日文研が所蔵する資料からつくったぬりえです。
楽しみ方は簡単。
ぬりえの下の「PDFをダウンロード」をクリックしてください。
パソコンにダウンロードしたPDFファイルを、ご自宅のプリンター、または、コンビニ店等に設置されているマルチコピー機のプリント機能で印刷してください。
自由にぬりえをお楽しみください!作ってかぶろう!なりきり妖怪おめん
日文研が所蔵する資料からつくった、妖怪になれる手作りおめんです。
おめんの下の「PDFをダウンロード」をクリックしてください。
パソコンにダウンロードしたPDFファイル(表面・裏面あり)を、ご自宅のプリンター、または、コンビニ店等に設置されているマルチコピー機のプリント機能で印刷してください。
表面と裏面は、厚めの紙に両面印刷していただくか、別々に印刷して厚紙などに貼り付けて作ってください。「化物尽絵巻」より、はぢっかき
「大新版ばけ物ずくし」より、ふでとほん
「大新版ばけ物ずくし」より、河童(かっぱ)
「化物尽絵巻」より、犬神(いぬがみ)
「化物尽絵巻」より、猫又(ねこまた)
計画進行中!日文研で開催される、秋のイベントもお楽しみに!
2025年秋、日文研では毎年恒例の、一般公開イベントを開催予定!
小・中学生、高校生が研究の場に触れられるさまざまな企画も準備中です。イベントの詳細は9月ごろお知らせします。最新情報はこちらのページでご確認ください。
今後とも、日文研をよろしくお願いします!
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