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日文研×読売Bizフォーラム東京

第12回 日文研×読売Bizフォーラム東京

開催日時:2026年07月16日(木)19:00 

テーマ

鷗外森林太郎と脚気-臨時脚気病調査会を(再)再考する

見出しアイコン概要

 第12回目となる今回の講師・松田利彦教授(国際日本文化研究センター)は、近代日朝関係史を専門とし、近年は医療衛生史に関心を向け、志賀潔・佐藤恒丸ら日本人医学者の朝鮮での活動について研究しています。
 文学者と軍医という二つの顔を持った明治の文豪・鷗外森林太郎が、軍医として当時国民病と呼ばれていた脚気にどのように関わったのか――古くから問われてきたこの問題を松田教授が再考します。
具体的には、

  • 小倉左遷・日露戦争を経て、森鷗外のものの見方には何か変化があったのか?あったとすればどのような点か?
  • 先入観にとらわれず、事実を探究することの難しさとは?
  • 科学者とはどのような人種なのか?

 これらをテーマとして、通説を再検討します。
 また、講座の後半では、林正子名誉教授(岐阜大学)とトークセッションを行ない、森林太郎と脚気、鷗外文学との関わりを深掘りしていきます。

【講師による講演内容の紹介】

 明治の文豪、鷗外森林太郎は、文学者と軍医という二つの顔を持った。軍医としての森林太郎は当時、国民病と呼ばれていた脚気にどのように関わったのか――古くから問われてきたこの問題を再考したい。 
 森は日露戦争後に陸軍省医務局長として、陸軍軍医部を統括する立場に立った。この時期の大きな仕事としては「臨時脚気病調査会」を立ち上げ、その会長をつとめたことがあげられる。脚気がビタミンB1欠乏症であることが知られていなかった当時、同調査会は脚気の病因解明につとめたが、今日その評価はいたって低い。森が誤った脚気伝染病論に固執し続けたために、同調査会では科学的・生産的議論がなされなかったというのである。しかし、同調査会の功罪は、一度も研究報告をしていない森ではなく、調査会委員の科学者たちが負うべきものだろう。また、森林太郎の評価は同調査会自体の評価と切り離して考えるべきではないのか。このような視角から通説を再検討したい。
(松田 利彦)

 森鷗外は、小説・随筆・戯曲・詩・短歌・評論・翻訳等々、数多くのジャンルで活躍した文人であるとともに、日清戦争・日露戦争に軍医として従軍、のちには陸軍軍医総監・陸軍省医務局長を務めた衛生学者でした。木下杢太郎が「テーベス百門の大都」と称した鷗外の多岐にわたる活躍分野のうち、「陸軍衛生部内の暗闘」に悩んだ時期の鷗外の文学活動は、「豊熟の時代」と称されるほど充実した成果を挙げています。その時期の鷗外の心情表現の鍵語である「Resignation」(諦念)に注目して、鷗外文学の魅力の一端をご紹介したいと思います。
(林 正子)

講師 松田 利彦(国際日本文化研究センター 教授)
林 正子(岐阜大学 名誉教授)
司会関水 誠(読売調査研究機構)
内容 (1)松田利彦氏による講演
(2)松田利彦氏と林正子氏によるトークセッション
(3)Q&A

見出しアイコン開催情報

開催日 2026年07月16日(木) 
場所: YouTubeライブ配信
視聴方法の詳細については、こちらのサイトをご覧ください。
開始時間: 19:00
終了時間: 20:30
申込み:
受講料: 無料
申込み方法: 参加ご希望の方は、以下の応募フォームからお申し込みください。前日までに視聴方法をメールでご案内します。
【応募フォーム】 https://bizftokyo-moriougai.peatix.com/
【応募締め切り】 7月13日(月) ※定員に達し次第、締め切ります
定員: 500名
主催: 国際日本文化研究センター、一般社団法人読売調査研究機構
後援: 読売新聞社
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