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研究者
特任研究員
助教
| 劉 洋 | |
|---|---|
| 専門分野 | 中近世東アジア海域史 |
| 研究テーマ | 私の研究テーマは、14〜17世紀の東アジア海域における人の移動と接触です。この時代、戦争や海賊行為を背景に奴隷・被虜人が移動し、異文化間の関係に大きな影響を与えました。また、16〜17世紀にはイエズス会が各地で布教と知識交流を進め、海域世界に新たな連結を生み出しました。さらに、19世紀には西洋人による東アジア旅行記が多く残され、地域イメージの形成に関わりました。加えて、遭難によって他地域に流れ着いた漂流民に注目し、彼らの移動から海域世界の柔軟な境界と交流のあり方を研究しています。 |
| キーワード | 東アジア海域、近世史、奴隷貿易、 壬辰戦争、 阿片戦争、倭寇、被虜人、漂流民、風説書、旅行記、宣教師、イエズス会、日本、中国、朝鮮、琉球、マカオ、ポルトガル、スペイン、オランダ 、イギリス |
学歴
| 2018年3月 | 東京大学 文学部西洋史学専攻 卒業 |
| 2019年7月 | ケンブリッジ大学 歴史学部近世史専攻修士課程 修了 |
| 2025年7月 | オックスフォード大学 アジア中東研究科博士課程 修了 |
職歴
| 2024年9月 | 上海大学東京校 非常勤講師 |
| 2025年10月 | 早稲田大学 政治経済学部 非常勤講師 |
| 2025年11月 | 国際日本文化研究センター 特任助教 |
学位
| 2018年3月 | 東京大学 学士 |
| 2019年7月 | ケンブリッジ大学 修士 |
| 2025年７月 | オックスフォード大学 博士 |
主要業績
単著書
- ・ 『海國生還集：校註 』, 秀威出版, 2025年04月
単独論文
- ・ 「流動、交流與自主：16-17世紀東亞海域的被擄人 」, 『東亞學 』Vol.6, 浙江工商大学, 杭州, 2025年, pp.66-78
- ・ 「論明代晚期葡萄牙人的中國奴隸獲取方式 」, 『人文及社會科學集刊』Vol.37, no. 2, 中央研究院人文社會科學研究中心, 台北, 2025年, pp.365-402
- ・ Macao's Moral Maze: Sino-Portuguese Efforts Against the Early Modern Chinese Slave Trade , Slavery & Abolition Vol.46, no.2, Taylor & Francis, 2025年, pp.380-397
- ・ 「一位16世紀中國被擄人的日本觀察：基于罕見史料《海國生還集》的考察與分析」, 『亞洲文明』Vol.2, 上海師範大學, 2025年, pp.88-110
- ・ 「16世紀のカスティーリャ都市参事会における血の純潔規約の影響 : トレド市を例に 」, 『クリオ』Vol.33, 東京大学西洋史研究室, 2019年, pp.16-19
共同論文
- ・ （共著）Yang Liu（第一著者）, Arisa Nakagoe, The Lady Caged or the Princess Freed: Anne Noble and the Opium War from British and Japanese Perspectives (オンライン先行公開）, War & Society, 2025年
- ・ （共著）劉洋（第一著者）, 中越亜理紗, 「捕われた王女：アヘン戦争期における英公主訛伝の起源 」, 『中国－社会と文化』39, 2024年, pp.99-113
その他執筆
- ・ ［史料紹介］「ベッテルハイムの中国人助手による琉球記録：『琉球実録』写本の新発見 」, 『琉球沖縄歴史』Vol.7, 2025年10月
- ・ ［史料紹介］「東京大学史料編纂所所蔵：16世紀中国被虜人の日本記録『海国生還集』について」, 『東京大学史料編纂所研究紀要』Vol.35, 2025年03月, pp.141-148
- ・ ［翻訳業務］清水憲男著『堂吉訶德的世紀：解讀西班牙的黃金時代』（単訳：ドン・キホーテの世紀: スペイン黄金時代を読む）, 浙江大學出版社, 2022年04月
学会・シンポジウム・講演会
- ・ (学会, 発表), 「捕虜から商品へ：近世東アジア海域における被虜人とポルトガル奴隷貿易 」, グローバル経済史研究部会, 2025年05月20日
- ・ (シンポジウム, 発表、司会、総合討論), From Captives to Commodities: Wokou, Imjin War, and the Portuguese Slave Trade in Early Modern Maritime East Asia , Strong Asymmetrical Dependencies: Perspectives from Asia, Past and Present. , University of Bonn, 2025年05月07日
- ・ (シンポジウム, 発表、総合討論), 「胡以思歸勤也？：在日被虜人的逃亡抉擇」, 繪製海洋東亞：國家建構、網絡和環境國際學術研討會 , 香港理工大學, 2025年05月02日
- ・ (シンポジウム, 発表、司会、総合討論), Beyond Accommodation: The Role of Slavery in Jesuit Operations in Early Modern China , Trick and Trade: Justifying Deceit in European Trade in Asia, 1500s–1800s, 東京大学＆ライデン大学, 2024年12月17日
- ・ (シンポジウム, 発表、総合討論), Macao's Moral Maze: Sino-Portuguese Efforts Against the Early Modern Chinese Slave Trade, Early Modern Maritime Asia from Global Perspectives, 東京大学, 2024年12月14日
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- ・ (シンポジウム, 発表、総合討論), 「壬辰戰火餘波：澳門在東亞海域世界的角色 」, 澳門：東西融匯的記憶之場 , 澳門大學, 2024年12月06日
- ・ (学会, 発表), 「16世紀中国被虜人の日本記録『海国生還集』について」, 中国四国歴史学地理学大会（広島大学）, 中国四国歴史学地理学協会, 2024年07月07日
- ・ (シンポジウム, 発表、総合討論), 「何如海國不生還：以新史料『海國生還集』來看被擄人與日本的交錯 」, 海洋史國際學術研討會：航海、漂流與異域見聞, 中央研究院人社中心, 2023年11月27日
講義
- ・ 2025年10月5日～2026年3月31日, Waseda University, School of Political Science and Economics, Global Economic History (Introductory)
- ・ 2024年11月26日, 大東文化大学, 文学部・歴史文化学科, シルクロード史研究B
- ・ 2024年10月1日～2025年3月31日, 上海大学（東京校）, 中国通史
外部資金獲得
- ・ 2021年～2023年, Scholarship, Sasakawa Scholarship, Faculty of Oriental Studies, University of Oxford
受賞
- ・ 2024年04月, 法政大学, 法政大学国際交流基金招聘フェローシップ
- ・ 2024年02月, The British Association for Japanese Studies , John Crump Studentship
所属学会
- ・ 中国社会文化学会
- ・ The British Association for Japanese Studies
- ・ 東アジア文化交渉学会
- ・ 朝鮮史研究会
- ・ 史学会
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