研究者
所長

井上 章一 | |
---|---|
専門分野 | 風俗史 |
研究テーマ | 私たちの暮らしぶりが、近代化のなかでどうかわってきたかを、おいかけています。よく耳にする社会科学的な説明ではあつかいきれない事象へ、光をあてていきたい。意外な近代の姿を、うかびあがらせるつもりです。 |
キーワード | 風俗、意匠、近代日本文化史 |
学歴
1978年3月 | 京都大学 工学部 建築学科 卒業 |
1980年3月 | 京都大学大学院 工学研究科建築学専攻修士課程 修了 |
職歴
1980年4月 | 京都大学 人文科学研究所 助手 |
1987年5月 | 国際日本文化研究センター 助教授 |
2002年10月 | 国際日本文化研究センター 教授 |
2013年4月 | 国際日本文化研究センター 副所長 教授 |
2016年4月 | 国際日本文化研究センター 教授 |
2020年4月 | 国際日本文化研究センタ- 所長 |
主要業績
単著書
- ・ 『海の向こうでニッポンは』, 平凡社新書1029, 平凡社, 2023年05月
- ・ 『ふんどしニッポン : 下着をめぐる魂の風俗史』, 朝日新書864, 朝日新聞出版, 2022年05月
- ・ 『南蛮幻想(下)―ユリシーズ伝説と安土城』, 草思社, 2021年08月
- ・ 『南蛮幻想(上)―ユリシーズ伝説と安土城』, 草思社, 2021年08月
- ・ 『討厌的京都』, 海口南海出版公司, 中国, 2021年03月, (翻訳原著書:京都ぎらい(龚婷译訳))
全業績を表示
- ・ 『京都まみれ』, 朝日新書760 , 朝日新聞出版, 東京, 2020年04月
- ・ 『プロレスまみれ』, 宝島社, 東京, 255頁, 2019年10月24日
- ・ 『大阪的 「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた』, 幻冬舎新書 い-30-2, 幻冬舎, 東京, 2018年11月
- ・ 『パンツが見える。―羞恥心の現代史―』, 新潮文庫 い-132-1, 新潮社, 東京, 2018年05月
- ・ 『京都ぎらい 官能篇』, 朝日新聞出版, 東京, 242頁, 2017年12月
- ・ 『美人論』, 朝日文庫 , 朝日新聞出版, 東京, 2017年06月
- ・ 『阪神タイガースの正体』, 朝日新聞出版, 東京, 2017年02月
- ・ 『京女の嘘』, PHP研究所, 東京, 2017年01月
- ・ 『討厭京都――古都背後、不可一世的優雅與驕傲』王華懋訳, 三采文化股份有限公司, 206頁, 2016年11月04日
- ・ 『関西人の正体』, 朝日新聞出版, 東京, 263頁, 2016年07月30日
- ・ 『愛の空間ー男と女はどこで結ばれてきたのか』, 角川ソフィア文庫 116-2, KADOKAWA, 東京, 355頁, 2015年10月
- ・ 『京都ぎらい』, 朝日新書531 , 朝日新聞出版, 東京, 224頁, 2015年09月
- ・ 『現代の建築家』, エーディーエー・エディタ・トーキョー, 東京, 2014年11月
- ・ 『日本人とキリスト教』, 角川ソフィア文庫 I116-1, KADOKAWA, 東京, 2013年10月
- ・ 『伊勢神宮と日本美』, 講談社学術文庫 2164, 講談社, 東京, 644頁, 2013年04月
- ・ 『霊柩車の誕生 増補新版』, 朝日文庫 , 朝日新聞出版, 2013年01月
- ・ 『京都洋館ウォッチング』, 新潮社, 2011年
- ・ 『妄想かもしれない日本の歴史』, 角川選書 , 角川学芸出版, 東京, 2011年
- ・ 『ハゲとビキニとサンバの国 ―ブラジル邪推紀行』, 新潮新書 , 新潮社, 東京, 2010年
- ・ 『伊勢神宮 ―魅惑の日本建築』, 講談社, 東京, 2009年
- ・ 『日本に古代はあったのか』, 角川選書 , 角川学芸出版, 東京, 2008年
- ・ 『名古屋と金シャチ』, NTT出版ライブラリーレゾナント 7, NTT出版, 東京, 259頁, 2005年02月
- ・ 『アダルトピアノ―おじさん、ジャズにいどむ』, PHP新書 , PHP研究所, 京都, 227頁, 2004年06月16日
- ・ 『パンツが見える。―羞恥心の現代史』, 朝日選書 , 朝日新聞社, 東京, 386頁, 2002年05月
- ・ 『キリスト教と日本人』, 講談社現代新書 , 講談社, 東京, 224頁, 2001年05月
- ・ 『愛の空間』, 角川選書 307, 角川書店, 東京, 421頁, 1999年08月
- ・ 『南蛮幻想』, 文藝春秋社, 東京, 451頁, 1998年09月
- ・ 『狂気と王権』, 紀伊国屋書店, 東京, 262頁, 1995年05月
- ・ 『法隆寺への精神史』, 弘文堂, 東京, 341頁, 1994年02月
- ・ 『ノスタルジック・アイドル 二宮金次郎―モダン・イコノロジー』, 新宿書房, 東京, 199頁, 1989年
- ・ 『アート・キッチュ・ジャパネスク 大東亜のポストモダン』, 青土社, 東京, 1987年
- ・ 『つくられた桂離宮神話』, 弘文堂, 東京, 261頁, 1986年04月
- ・ 『霊柩車の誕生』, 朝日新聞社, 東京, 1984年11月
共著書
- ・ (共著)井上章一、工藤美代子, 『お帰りやす、天皇陛下。 : 京都と皇室・1000年の因縁を紐解く』, ビジネス社, 東京, 2023年08月
- ・ (編著)井上章一、斎藤光, 『ヌードの東アジア : 風俗の近代史』, 淡交社, 京都, 2023年03月
- ・ (共著)井上章一、青木淳, 『イケズな東京 : 150年の良い遺産、ダメな遺産』, 中央公論新社, 東京, 2022年01月
- ・ (共著)井上章一、磯田道史, 『歴史のミカタ』, 祥伝社, 東京, 2021年07月
- ・ (編著), 『世界の中の日本研究 批判的提言を求めて(創立30周年記念国際シンポジウム)』, 国際シンポジウム53, 国際日本文化研究センター, 京都, 2021年03月
全業績を表示
- ・ (共著)井上章一、呉座勇一、フレデリック・クレインス、郭南燕著, 『明智光秀と細川ガラシャ : 戦国を生きた父娘の虚像と実像』, 筑摩選書 187, 筑摩書房, 東京, 2020年03月
- ・ (共著)井上章一、佐藤賢一, 『世界史のミカタ』, 祥伝社, 2019年11月10日
- ・ (共著)井上章一、郭南燕、川村信三著, 『ミッションスクールになぜ美人が多いのか』, 朝日新書 691, 朝日新聞出版, 東京, 2018年11月
- ・ (共著)鹿島茂、井上章一著, 『京都、パリ : この美しくもイケズな街』, プレジデント社, 東京, 2018年09月
- ・ (共著)井上章一、本郷和人著, 『日本史のミカタ』, 祥伝社新書 545, 祥伝社, 東京, 2018年09月
- ・ 『学問をしばるもの』, 381, 思文閣出版, 2017年10月
- ・ (編集), 『日文研が若かったころ―創立30周年記念写真集』, 167, 国際日本文化研究センター, 京都, 2017年05月
- ・ (共編)神崎宣武、白幡洋三郎、井上章一, 『日本文化事典』, 丸善出版, 東京, 2016年01月
- ・ (共編著)御厨貴、井上章一, 『建築と権力のダイナミズム』, 岩波書店, 東京, 2015年03月
- ・ (共編)井上章一、三橋順子, 『性欲の研究 : 東京のエロ地理編』, 平凡社, 東京, 2015年03月
- ・ (共編), 『性欲の研究 : エロティック・アジア』, 平凡社, 東京, 2013年05月
- ・ (共編)井上章一、斎藤光、澁谷知美、三橋順子 編, 『性的なことば』, 講談社現代新書 2034, 講談社, 東京, 2010年01月20日
- ・ (編著)井上章一&関西性欲研究会, 『性の用語集』, 講談社現代新書 1762, 講談社, 東京, 2004年12月20日
単独論文
- ・ 「ヌードの東アジア」, 井上章一・斎藤光編著『ヌードの東アジア : 風俗の近代史』, 淡交社, 2023年03月, pp.11-38
- ・ 「いわゆる「帝冠様式」と中国現代建築史―旧満州、新京の官衙を手がかりに」, 『戦時下の大衆文化 統制・拡張・東アジア』, KADOKAWA, 2022年02月, pp.215-238
- ・ 「美貌の歴史と美術の歴史」, 『〈キャラクター〉の大衆文化 伝承・芸能・世界』, KADOKAWA, 2021年11月, pp.89-110
- ・ 「建築と都市から見える明治維新―街並にブルジョワ革命の跡を読む―」, 瀧井一博編著『「明治」という遺産―近代日本をめぐる比較文明史―』, ミネルヴァ書房, 2020年10月
- ・ 「史料と建築様式の矛盾を克服する―法隆寺の再建をめぐって―」, 佐藤文子・吉田一彦編『日本宗教史6 日本宗教史研究の軌跡』, 吉川弘文館, 2020年10月
全業績を表示
- ・ 「建築家と万国博覧会 EXPO'70の黒川紀章から考える」, 佐野真由子編『万博学 万国博覧会という、世界を把握する方法』, 思文閣出版, 2020年08月
- ・ 「도우미Companion가 여간수로 불렸던 무렵(コンパニオンが女看守とよばれたころ)」, 佐野真由子・陸栄洙編『만국박람회와 인간의 역사 (万国博覧会と人間の歴史 ) 』, 소명출판(ソミョン出版), 2020年07月
- ・ 「『干蘭』か『高床』か ―日中建築比較論のこころみ」, 『江南文化と日本 ―資料・人的交流の再発掘(海外シンポジウム報告書18)』, 2012年
- ・ 「建築の近代」, 井波律子・井上章一編『文学における近代 -転換期の諸相 (日文研叢書22)』, 2001年
- ・ 「日本人とネストリアン」, 山折哲雄・長田俊樹編『日本人はキリスト教をどのように受容したか(日文研叢書17) 』, 1998年
- ・ 「勤労と勉学の図像学」, セップリンハルト・井上章一編『日本人の労働と遊び・歴史と現状(日文研叢書16)』, 1998年
- ・ 「初期擬洋風建築の天守閣形状塔屋に関する一考察」, 『日本研究』第16集, 1997年
- ・ 「法隆寺の『発見』」, 『人文学報』第67号, 京都大学人文科学研究所, 1990年
- ・ 「パリ万国博覧会日本館一九三七 ―ジャポニズム、モダニズム、ポストモダニズム」, 吉田光邦編『万国博覧会の研究』, 思文閣出版 , 1986年
- ・ 「東照宮の近代 ―建築の美術的評価をめぐって」, 吉田光邦編『十九世紀日本の情報と社会変動』, 京都大学人文科学研究所 , 1985年
- ・ 「三島通庸と国家の造形 ―象徴としての都市と建築」, 飛鳥井雅道編『国民文化の形成』, 筑摩書房, 1984年
その他執筆