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共同研究2025年

13世紀を中心として見たユーラシア東部地域と日本―王権・都・離宮・庭園

ユニット
文化と権力
研究代表者 豊田 裕章客員教授
伊東 貴之教授

 13世紀は世界史的な大激動の時代である。この時代に、日本、南宋、大越などのユーラシア東部地域では、上皇や太上皇帝による権限が強く複数の政治上の中心が併存するという類似した現象が見られる。本研究では、このような類似的な現象が、この地域で時を等しくするように見られるのはなぜかということについて、王権、都、離宮、庭園などを視座に、比較史的、多面的、複眼的に考察することを目的としている。このような比較史的考察においては、政務運営法や儀礼に関する比較も行うこともできればと考える。さらに、二重王権、あるいは複数の権力主体の併存のような制度や慣行について、日本も含めたユーラシア東部地域の特殊性と世界的な普遍性についても検討したい。

センター研究者等 豊田 裕章 国際日本文化研究センター・客員教授
伊東 貴之 国際日本文化研究センター・教授
庄 涵淇 国際日本文化研究センター・機関研究員
共同研究員 久保田 和男 長野工業高等専門学校工学科・教授
小島 毅 東京大学大学院人文社会系研究科・文学部・教授
近藤 成一 放送大学教養学部・特任教授
長村 祥知 富山大学学術研究部人文科学系・准教授
野口 孝子 古代学協会・講師
野口 実 京都女子大学宗教・文化研究所・客員研究員
平田 茂樹 大阪公立大学大学院文学研究科・教授
美川 圭 立命館大学文学部・特別任用教授
村元 建一 関西大学・教授
桃木 至郎 日越大学学際社会科学部・教員(JICA専門家)
海外共同研究員 劉 恒武 寧波大学歴史学科・教授
Pham Le Huy ベトナム国立大学ハノイ校人文社会科学大学 東洋学部日本研究学科・講師
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