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共同研究2024年

冷戦期における日本外交:「平和国家」の構築を中心に(1952–1972)

ユニット
文化と権力
研究代表者 黄 自進外国人研究員

 アジア太平洋戦争後の日本外交は、「平和国家」というアイデンティティーをひとつの核として展開されてきた。本研究は、この「平和国家」という自己規定がアジアの国際秩序なかでどのような意味をもっていたのか、同時に日本とアジアの関係は「平和国家」というアイデンティティーの形成にどのように反映されたのかを考察し、アジアの国際政治における「平和国家」の意味を問うものである。
安全保障問題を対象とする既存研究は、日米関係に焦点を当てることが多く、アジアの国際秩序の形成、維持と日本の外交・安全保障政策の関係を分析する研究は少ない。また、近年の史料公開の進展によって、冷戦期の日本のアジア外交に関する研究蓄積は増えてきたが、日本国内の研究ではアジア諸国からみた日本外交についてはほとんど視野に入っていない。
 このような研究状況を踏まえて、本研究は、講和・独立期から、日米安保、軽武装、通商国家という吉田路線を再選択した1970年代に入るころまでの時期を中心に、日本とアジア諸国との関係を政治、軍事・安全保障、経済、文化の諸分野について検討する。

センター研究者等 黄 自進 国際日本文化研究センター・外国人研究員、中央研究院近代史研究所・研究員
楠 綾子 国際日本文化研究センター・教授
劉 建輝 国際日本文化研究センター・教授
黄 美恵 国際日本文化研究センター・外来研究員
共同研究員 青山 瑠妙 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科・教授
浅野 和生 平成国際大学法学部・教授
金丸 裕一 立命館大学経済学部・教授
川島 真 東京大学大学院総合文化研究科・教授
金 恩貞 公益財団法人 ひょうご震災記念21世紀研究機構研究戦略センター・主任研究員
小林 聡明 日本大学法学部・教授
澤田 次郎 拓殖大学 政経学部・教授
柴山  太 関西学院大学・名誉教授
戸部 良一 国際日本文化研究センター・名誉教授
永井 史男 大阪公立大学大学院法学研究科・教授
奈良岡 聰智 京都大学大学院法学研究科・教授
松浦 正孝 立教大学法学部・教授
宮城 大蔵 中央大学法学部・教授
三宅 康之 関西学院大学国際学部・教授
森口 由香 京都大学大学院人間・環境学研究科・教授
李 恩民 桜美林大学グローバル・コミュニケーション学群・教授
劉 傑 早稲田大学社会科学総合学術院・教授
鹿 錫俊 大東文化大学国際関係学部・教授
海外共同研究員 王 新生 北京大学歴史学部・教授

共同研究会開催情報

※表全体は左右にスライドしてご確認ください。

開催期間(自) 開催期間(至) 開催場所 発表者氏名 タイトル
2024年04月13日 2024年04月14日 国際日本文化研究センターおよびWeb会議(Zoom) 戸部 良一 猪木正道の安全保障論
2024年04月13日 2024年04月14日 国際日本文化研究センターおよびWeb会議(Zoom) 黄 美恵 断交後日台関係の修復ー台湾人元日本兵の補償立法を中心に(1982ー1987)
2024年04月13日 2024年04月14日 国際日本文化研究センターおよびWeb会議(Zoom) 川島 真 冷戦末期、1980年代の日本の対中ODAー援助の現場から考える
2024年04月13日 2024年04月14日 国際日本文化研究センターおよびWeb会議(Zoom) 三宅 康之 戦後日本の『平和国家』構築ー日中比較の視座からー
2024年07月13日 2024年07月14日 国際日本文化研究センターおよびWeb会議(Zoom) 松浦 正孝 日・タイ特別円問題と『戦後アジア主義』
2024年07月13日 2024年07月14日 国際日本文化研究センターおよびWeb会議(Zoom) 鹿 錫俊 中台対峙の形成過程における日本要因―国共両党の対応と認識を中心に―
2024年07月13日 2024年07月14日 国際日本文化研究センターおよびWeb会議(Zoom) 澤田 次郎 帝国陸軍インテリジェンス・オフィサーと戦後日本
2024年07月13日 2024年07月14日 国際日本文化研究センターおよびWeb会議(Zoom) 金 恩貞 冷戦外交における「対韓経済協力資金」の位置づけ
2024年07月13日 2024年07月14日 国際日本文化研究センターおよびWeb会議(Zoom) 小林 聡明 韓国の対中関係改善への模索:盧泰愚政権発足前後の動きを中心に
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