閉じる

共同研究2024年

町とモニュメント:視覚文化史から見た日本の都市計画と記念

ユニット
自然観と人間観
研究代表者 タイモン・スクリーチ教授

 この共同研究プロジェクトは、都市という人間が住む場所に関わる二つのテーマとその関係を扱う。いかにして都市は記号化/暗号化されて意味を持つようになるか、どのようにその意味が変遷するかを研究する。都市は何らかの命令により作られる場合もあるが、自然発生する場合もある。従って最初のテーマは都市計画となる。都市は時間をかけて何らかの意味のある構造を持つようになる。この共同研究ではそれらを「モニュメント」と呼ぶことにする。それらは宗教的な施設、宮殿や城、公共の施設などかもしれない。あるいは歴史の面影または遺跡や廃墟かもしれない。純粋に何か過去の出来事を記念することを目的に建設されるモニュメントもあれば、逆に、元来の目的がそうでなくとも長く維持されることにより記憶という側面が主な焦点となる場合もある。それらのモニュメントは平面的な、あるいは立体的なものでもあり得る。
このプロジェクトは比較という要素を含む。日本を国際的な文脈の中で比較するためである。
参加者が専門とする時代には制限を設けない。したがって時代的には日本史全体を対象とする。

センター研究者等 Timon SCREECH 国際日本文化研究センター・教授
共同研究員 Ellen Van GOETHEM 九州大学人文学研究院・准教授
Carla TRONU 東京工業大学
John BREEN 国際日本文化研究センター・名誉教授
Sylvain CARDONNEL 龍谷大学国際学部国際文化学科・教授
高木 博志 京都大学人文科学研究所・教授
田中 優子 法政大学・名誉教授
Benoît JACQUET フランス国立極東学院・准教授
Helena CAPKOVA 立命館大学グローバル教養学部・准教授
前﨑 信也 京都女子大学家政学部生活造形学科・教授
松島 仁 富士山世界遺産センター・教授
森 千香子 同志社大学社会学部社会学科・教授
海外共同研究員 Barnabas CALDER リヴァプール大学・上級講師
François TAINTURIER Inya Institute・Executive Director
Matthew STAVROS シドニー大学・上級講師
トップへ戻る