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共同研究2023年

胎内から墓場まで―現代における死生観の解明

ユニット
自然観と人間観
研究代表者 安井 眞奈美教授

現代社会において、人々は誕生と死をどのように捉えているのだろうか。ほとんどの誕生と死は医療機関で迎えられ、コロナ禍では家族や友人が立ち会うこともできなかった。この共同研究では、誕生と死の現状をフィールドワークの成果や最新の研究から明らかにし、それをもとにさまざまな分野の研究者と議論を重ね死生観を解明していく。人々の意識と、社会規範や慣習、法などとのズレにも注目し、その要因を歴史的な過程を踏まえて考察する。
 またWeb空間に広がる人文・社会科学関連のデータを、AI技術も使いながら分析する新たな研究方法を探索していく。さらに、メタバースなど仮想化技術を視野に入れ、「仮想空間での死」といった派生的な問題についても考える。若手の研究者や関係者にも加わってもらい、人々が命の尊厳を意識しながら、穏やかに生きていける次代の新たな方向を模索してきたい。

センター研究者等 安井 眞奈美 国際日本文化研究センター・教授
坂 知尋 国際日本文化研究センター・プロジェクト研究員
遠藤 誠之 国際日本文化研究センター・客員教授、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻・教授
共同研究員 中本 剛二 大阪大学大学院医学系研究科・特任助教
倉田 誠 東京医科大学医学部医学科・准教授
山本 奈津子 大阪大学データビリティフロンティア機構ビッグデータ社会技術部門・特任講師
高橋 淑子 京都大学大学院理学研究科生物科学専攻動物学教室・教授
藤岡 洋 京都市立芸術大学芸術資源研究センター・研究員
伊藤 謙 大阪大学総合学術博物館資料部・講師
五十里 翔吾 琉球大学大学院理工学研究科海洋環境学専攻生物系生態学・生物地理学・生物多様性保全研究室・博士後期課程
玉野井 麻利子 カリフォルニア大学ロサンゼルス校・名誉教授・特任教授
鈴木 由利子 宮城学院女子大学・非常勤講師
永原 順子 大阪大学人文学研究科・准教授
松岡 悦子 奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター・協力研究員、奈良女子大学・名誉教授
土居 浩 ものつくり大学教養教育センター・教授
Lawrence MARCEAU 立命館大学アート・リサーチセンター・研究員
北森 絵里 天理大学国際学部・教授
陳 宣聿 大谷大学真宗総合研究所東京分室・PD研究員
川橋 範子 日本宗教学会・常務理事
平松  誠 北海道大学大学院文学研究院・講師
朴 美暻 平安女学院大学国際観光学部・助教
李 奕諄 Clarence 山梨学院大学リベラルアーツ学部・准教授
海外共同研究員 金 容儀 全南大学校日語日文学科・教授
姜 姗 北京協和医学院人文社会学学院・助理研究員
藤本 憲正 ベトナム国家大学ハノイ校日越大学・講師
ハルオ シラネ コロンビア大学・教授
五十嵐 惠邦 ヴァンダービルト大学人文科学科・教授
Michaela KELLY
宋 丹丹
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