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共同研究2023年

西洋における日本観の形成と展開

ユニット
文化と権力
研究代表者 フレデリック・クレインス教授

 16世紀初頭におけるポルトガル人の東南アジア進出に伴い、日本に関する情報が欧州に伝達され始める。16世紀半ば以降、イエズス会士をはじめポルトガル人やスペイン人が、17世紀に入るとオランダ人とイギリス人が、日本に来航するようになる。1641年のオランダ商館の長崎移転以降は欧州諸国の中でオランダだけが日本との交易を維持したが、商館にはドイツ人やスウェーデン人なども勤務していた。18世紀末になると、ロシア船なども日本近海に現れ、1853年のペリー来航以降、欧米諸国の人々が日本に渡航するようになる。これらの日本渡航者は様々な形で日本情報を西洋に伝えた。そのうちの一部の内容は西洋で刊行され、広く普及し、西洋での日本観を形成する土壌となった。本研究会では、16世紀から19世紀にかけての西洋各地において日本情報がどのように伝達され、日本観がどのように形成され変化していったのかを探求する。

センター研究者等 Frederik CRYNS 国際日本文化研究センター・教授
榎本 渉 国際日本文化研究センター・教授
井上 章一 国際日本文化研究センター・所長
瀧井 一博 国際日本文化研究センター・教授
磯田 道史 国際日本文化研究センター・教授
Timon SCREECH 国際日本文化研究センター・教授
王 紫沁 総合研究大学院大学国際日本研究専攻・博士後期課程
光平 有希 国際日本文化研究センター・助教
共同研究員 John BREEN 国際日本文化研究センター・名誉教授
松田 清 神田外語大学・客員教授
滝澤 修身 長崎純心大学人文学部・教授
郭 南燕 明治大学文学部・教授
伊川 健二 早稲田大学・教授
Svetlana KORNEEVA 帝京大学・准教授
清水 有子 明治大学・准教授
大場 はるか 久留米大学・准教授
Andrew ELLIOTT  同志社女子大学・教授
蝶野 立彦 明治学院大学・非常勤講師
滝川 祐子 香川大学インターナショナルオフィス・非常勤教員
クレインス 桂子 総合研究大学院大学日本歴史研究専攻・大学院生
小俣 ラポー 日登美 京都大学白眉センター、人文科学研究所・特定准教授
稲賀 繁美 京都精華大学・教授
二村 淳子 白百合女子大学・准教授
白石 恵理 関西外国語大学国際文化研究所・研究員
Gouranga Charan PRADHAN 龍谷大学世界仏教文化研究センター・博士研究員
小川 仁 京都精華大学国際文化学部・特任講師
髙橋 ゾフィー ルール大学ボーフム・大学院生
海外共同研究員 Jeroen Pieter LAMERS ロイヤル・ダッチ・シェル・顧問、蘭日協会・会長
Rotem KOWNER Department of Asian Studies The University of Haifa・教授
宋 琦 江西理工大学・専任講師
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