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共同研究2023年

日本型教育の文明史的位相

ユニット
文化と権力
研究代表者 瀧井 一博教授

 明治維新後の日本は、国家の主導による根本的な社会変革を行った。その結果日本は国際的地位向上という点で稀有な成功を収め、日本は西洋諸国に急スピードで追いついた。それは、国家による人的物的資源の開発と統制のたまものだったといえる。その重要な支柱のひとつとして、中央集権化された教育制度がある。だが、いまやそれも曲がり角に来ている。「失われた20年」を経て、グローバリゼーションにさらされるなかで、「日本」を成り立たせているもろもろの制度は漂流を続けている。教育も例外ではない。本研究は、近代以降の教育制度の過去・現在・未来を省察し、国際社会のなかでの今日的意義を討議する。

センター研究者等 瀧井 一博 国際日本文化研究センター・教授
西田 彰一 国際日本文化研究センター・プロジェクト研究員
根川 幸男 国際日本文化研究センター・特定研究員
竹内 里欧 国際日本文化研究センター・客員准教授、京都大学大学院教育学研究科・准教授
共同研究員 稲垣 恭子 京都大学・理事・副学長
齊藤 智 京都大学大学院教育学研究科・教授
Jeremy RAPPLEYE 京都大学大学院教育学研究科・准教授
井上 義和 帝京大学共通教育センター・准教授
椎名 健人 近畿大学教職教育部・講師
高山 敬太 京都大学大学院教育学研究科・教授
片山 杜秀 慶応義塾大学法学部・教授
宇野 重規 東京大学社会科学研究所・教授
柏木 敦 立教大学文学部教育学科・教授
大澤 聡 近畿大学・文芸学部・准教授
大田 美佐子 神戸大学大学院人間発達学研究科・准教授
阿川 尚之 慶應義塾大学・名誉教授
足羽 與志子 一橋大学大学院社会学研究科・特任教授
礒山 麻衣 京都大学・日本学術振興会特別研究員(PD)
待鳥 聡史 京都大学大学院法学研究科・教授
瀬平劉 アントン 九州大学基幹教育院・准教授
大中 有信 同志社大学法科大学院・教授
平松 隆円 グエンチャイ大学・客員教授(日本オフィス代表)
齊藤 紅葉 国士舘大学・講師
海外共同研究員 苅谷 剛彦 オックスフォード大学・教授
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