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共同研究2022年

西洋における日本観の形成と展開

ユニット
文化と権力
研究代表者 フレデリック・クレインス教授

 16 世紀初頭におけるポルトガル人の東南アジア進出に伴い、日本に関する情報が欧州に伝達され始める。16 世紀半ば以降、イエズス会士をはじめポルトガル人やスペイン人が、17 世紀に入るとオランダ人とイギリス人が、日本に来航するようになる。1641 年のオランダ商館の長崎移転以降は欧州諸国の中でオランダだけが日本との交易を維持したが、商館にはドイツ人やスウェーデン人なども勤務していた。18 世紀末になると、ロシア船なども日本近海に現れ、1853 年のペリー来航以降、欧米諸国の人々が日本に渡航するようになる。これらの日本渡航者は様々な形で日本情報を西洋に伝えた。そのうちの一部の内容は西洋で刊行され、広く普及し、西洋での日本観を形成する土壌となった。本研究会では、16 世紀から19 世紀にかけての西洋各地において日本情報がどのように伝達され、日本観がどのように形成され変化していったのかを探求する。
(以下の研究組織は2022年4月1日時点のものです)

センター研究者等 フレデリック・クレインス 国際日本文化研究センター・教授
榎本 渉 国際日本文化研究センター・准教授
井上 章一 国際日本文化研究センター・所長
瀧井 一博 国際日本文化研究センター・教授
磯田 道史 国際日本文化研究センター・教授
光平 有希 国際日本文化研究センター・特任助教
PRADHAN Gouranga Charan 国際日本文化研究センター・特定研究員
小川 仁 国際日本文化研究センター・機関研究員
SCREECH Timon 国際日本文化研究センター・教授
共同研究員 BREEN John 国際日本文化研究センター名誉教授
松田 清 神田外語大学・客員教授
滝澤 修身 長崎純心大学人文学部・教授
郭 南燕 東京大学・特任教授
伊川 健二 早稲田大学・教授
KORNEEVA Svetlana 帝京大学・准教授
清水 有子 明治大学・准教授
大場 はるか 久留米大学・准教授
ELLIOTT Andrew 同志社女子大学・教授
蝶野 立彦 明治学院大学・非常勤講師
滝川 祐子 香川大学・技術補佐員
クレインス 桂子 総合研究大学院大学日本歴史研究専攻・大学院生
小俣ラポー 日登美 京都大学白眉センター、人文科学研究所・特定准教授
稲賀 繁美 京都精華大学・教授
二村 淳子 白百合女子大学・准教授
海外共同研究員 Jeroen Pieter Lamers ロイヤル・ダッチ・シェル、蘭日協会・顧問/会長
Rotem Kowner Department of Asian Studies The University of Haifa・教授
宋 琦 江西理工大学・専任講師
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