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共同研究2021年

東アジアのMultidisciplinary Scienceとしての本草学の再構成-実物検証を伴う文理融合研究の新展開-

ユニット
基幹共同研究
研究代表者

伊藤 謙客員准教授
磯田 道史教授

 最近、学問の過度な専門化が批判をうけ、それに応えて、「Multidisciplinary(学際的)」な研究傾向が生じている。学際研究を推進する例として、本研究会では嘗て東アジア諸国で花開いた「本草学」に焦点をあてる。本草を究めた江戸時代の“本草学者”たちの業績や生きざまは、それ自体が学際の特徴を具現化しているからである。このプロジェクトには、石見銀山についての研究結果、柑橘系の果物の歴史と文化、繊維染料の製造、日本の漢方薬、生薬学などの事例研究が含まれる。また、主にイタリアのペルージャ大学と台湾の国立故宮博物院で行われている研究分析のアプローチも紹介する。本研究の成果により、文化遺産研究の活路も開ける。
(以下の研究組織は2022年3月31日時点のものです)

センター研究者等 磯田 道史 国際日本文化研究センター・教授
劉 建輝 国際日本文化研究センター・教授
安井 眞奈美 国際日本文化研究センター・教授
石川 肇 国際日本文化研究センター・プロジェクト研究員
伊藤 謙 大阪大学総合学術博物館・特任講師 / 国際日本文化研究センター・客員准教授
共同研究員 深尾 葉子 大阪大学言語文化研究科・教授
北島 宣 京都先端科学大学・特任教授
飯島 真里子 上智大学外国語学部英語学科・教授
石橋 隆 公益財団法人益富地学会館・主任研究員
多田 伊織 大阪府立大学・非常勤講師
仲野 義文 石見銀山資料館・館長
龍村 周 一般財団法人日本伝統織物研究所・代表理事
清水 徳朗 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 果樹茶業研究部門 カンキツ研究領域 カンキツ品種育成・生産グループ・上級研究員
藤浦 淳 学校法人清風学園・常勤顧問
細野 靖之 京都漢方研究会・理事
前山 和範 橘本神社・宮司
三本木 一夫 独立行政法人国際協力機構・栽培専門員
犬伏 壮一郎 犬伏製薬株式会社・代表取締役
中澤 慶久 徳島大学大学院社会産業理工学研究部生物資源産業学部・教授
長江 惣吉 素山窯・陶芸家
小原 正顕 和歌山県立自然博物館・主任学芸員
宮脇 修一 大阪芸術大学・教授
古田 悟郎 株式会社海洋堂・造形師
玉木 久登 和歌山県議会・県会議員
福本 理恵 東京大学先端科学技術研究センター・協力研究員
長谷川 義則 わかやまワッパプロジェクト・代表
佐野 春仁 京都建築専門学校・校長
松田 祥宏 創造社デザイン専門学校・非常勤講師
中村 彰宏 大阪府立大学・准教授
小林 祥一 株式会社Agoop・最高情報セキュリティ責任者(CISO)
五十里 翔吾 大阪大学基礎工学研究科・博士前期課程
武澤 里映 大阪大学文学研究科・博士前期課程
三谷 和男 三谷ファミリークリニック/奈良県立医科大学大和漢方医学薬学センター・院長/特任教授
西原 啓史 順天堂日本合同会社・支店長
波瀬山 祥子 大阪大学総合学術博物館・研究支援推進員
静 貴生 漢方内科・内科しずかクリニック・院長
門脇 貴教 大根島にんじんクラブ・代表
海外共同研究員 Brunetto G. Brunetti ペルージャ大学・教授
林 維真 国立台湾大学・准教授
陳 東和 国立故宮博物院・主任研究員
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