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記録資料

井上哲次郎宛書簡(※要利用申請)

見出しアイコン内容

 本センターには、センターが平成24年に購入した井上哲次郎(1856~1944)宛書簡類、140点(明治~昭和)が所蔵されています。具体的には、井上の東京大学助教授時代から、東京帝国大学文科大学長、大東文化学院総長時代を含む、明治15年から昭和16年の間の書簡類となります。本データベースは、その書簡類の画像を公開するものです。なお、若干ではありますが、井上自身が宛名、宛先に含まれないものも含まれております。
 現在、井上哲次郎の旧蔵書、日記、自筆原稿等の史料は、主に東京都立中央図書館、東京大学史史料室、文京ふるさと歴史館、大東文化歴史資料館に所蔵されていますが、当時の大学、学界関係者や知識人からの井上宛書簡がまとまって所蔵されている点が、本センターのデータベースの特長です。
 主だった差出人には、哲次郎の弟子筋にあたる吉田熊次(教育学者)、加藤玄智(宗教学者・神道学者)の他、加藤弘之(政治学者)、浜尾新(教育行政官)といった大学総長経験者、そして大和田建樹(国文学者)、筧克彦(法学者)、高島米峰(仏教思想家)、村上専精(仏教学者)、境野黄洋(仏教学者)、友松円諦(仏教思想家)、大西友太(哲学者)、呉秀三(精神病学者)、三上参次(歴史学者)、穂積陳重(法学者)など、当時の錚々たる学者たちの名が見え、井上哲次郎の交流の広さがうかがえる史料と言えます。
 また、井上哲次郎の日記は、東京大学史史料室から『巽軒日記-自明治三十三年至明治三十九年-』(2012年)として部分的に翻刻・刊行されていますが、こうした日記類と合わせて活用することも期待されます。
 なお、本データベースは、本センター所蔵の井上哲次郎関係書簡の調査研究を目的に設立された「井上哲次郎研究会」が、所内経費で、平成24年度~平成25年度にかけて作成したものです。データベースの作成にあたっては、作業助言・統括を森洋久が、作成作業は、井上哲次郎関係文書研究会(飯田健一郎、磯前順一、磯前礼子、谷川穣、長尾宗典、西田彰一、福島栄寿、松金直美、水内勇太)が行いました。


監修  磯前順一
データベース作成作業統括  森洋久
資料整理統括  福島栄寿
資料整理  谷川穣 松金直美 飯田健一郎 磯前礼子 長尾宗典 水内勇太 西田彰一
解説  福島栄寿

件数 140点(平成28年1月公開)

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