バケモノ,アヤシミ 1976年 怪はそれを見る人の心の影像であり、心が平穏であれば見ることはない。
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ムジナ 2001年 新潟県 狢の姿が前に見えても、本体は後ろにいる。狢に追いつこうとして倒れると、後ろの狢に憑かれて狢憑きになる。
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テング 1980年 千葉県 天狗が山の中で本を読んでいるのを、八束村の方の人は見たことがある。
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ムジナ 1933年 長野県 子供のころ、隣の爺様が毎朝田の水を見に行くと、狢が砂を投げつけてくるというので、狢を見たいがために朝爺様についていった。三朝ほどついていったが、土や石を投げつけられはしたが、狢の姿を見ることはついにできなかった。
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キツネ,カク 1961年 新潟県 名のある狐と狢がいた。4種の狐と狢は、それぞれ悪さをする。
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キツネ 2001年 新潟県 佐渡の狢と越後の狐が知恵比べをした。狐は火事に化けて見抜かれ、狢は大名行列に化けて怪しまれず、狢が勝った。
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ムジナ 2001年 新潟県 佐渡の狢と越後の狐が知恵比べをした。狐は火事に化けて見抜かれ、狢は大名行列に化けて怪しまれず、狢が勝った。
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ムジナ 2001年 新潟県 狢が休んでいる木を切って拓いたため、狢がいたずらして急に亡くなることがある。
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ムジナ 1923年 茨城県 ある人が雨の日の夜に月を見て、それが狢の化けているものだと知り、油断をさせて火縄銃でその月を打ち落とした。狢は月に化けることがある。
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テング,キシン 1977年 岐阜県 ある人が飛騨山で木を伐っていると鼻の高い山伏が現れた。天狗かと思ったら心を読まれ、何故天狗だと思うのかと聞いてきた。急いで木を束ねていると、手元が狂い天狗の鼻に木が当たった。すると天狗は汝の心が読めなかったと言って去った。
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ムジナ 2001年 新潟県 二本揃った松の木に狢の巣があった。ある人が酒に酔って、狢を叩き殺して足を折ったら、その人の娘の足が悪くなった。
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ムジナ 1936年 新潟県 狢の穴を掘るとその晩に畑が荒らされたため、以来穴には触らないようにした。ある時、狢が亭主に化けて町で食べ放題をした。この狢は会津戦争の時、銃声を聞いて逃げていった。
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ムジナ 1940年 新潟県 なじみの寺の家族のために狢が他人の家から味噌を取ってきた。住持がすぐに返してくるように言うと、狢はその晩に返却しに行った。その後も、遅れてきた輪番を遅いぞといって驚かす狢であった。
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マツトムジナ 1989年 新潟県 人を騙す狢を退治に出かけた。進んでいくと葬式ができたと言いに来たので、村に引き返すと、亡くなったといわれた人は元気だった。人間に化けて知らせて来たのは狢だったのだろう。
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ムジナ 1933年 長野県 土蔵の下に狢の巣がある家があった。その狢は人の声の真似をするのがうまかった。近所の嘉右衛門という家の婆は、暗くなるといつも「お嘉やーぃ」と呼ぶが、狢が真似をして「オーカエツ」と言ったことがある。
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タヌキ,ムジナ,ヤマネコ 1975年 新潟県・東京都 佐渡には狐がいないので狸や狢が人に憑くことがある。しかし八丈島には狐や狸や狢がいないので山猫が人に憑くことがあるという。
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ムジナ 1998年 福島県 1人で小屋に泊まっていた男のもとに、毎晩娘に化けた狢が通ってきた。そして男はだんだん痩せていった。そこで、心配した他の2人が狢を棒で殴り殺した。
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マットムジナ 1961年 新潟県 狢の穴に入ると蝋燭の火が消えて迷ってしまい出られなくなった坊さんがいた。村の人が探していると、狢の穴の入り口に下駄の足跡があった。
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ムジナ 1923年 神奈川県 狢が人を送り、その後は林の中でがさがさと音を立てる。
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ムジナ 1968年 茨城県 寺に住んでいる古狢がいた。長さんに毎夜鶏の鳴き声をしてみろと言ってくる人がいたので、それが狢だと思った長さんは、唐辛子で退治しようとした。待ち構えていると衣を着た方丈が出てきて、灰をぶつけたと怒って消えた。これが古狢の最後の姿であった。
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ムイナ,カワッパ 1955年 新潟県 川に河童(かわっぱ)がいて、山には狢(むいな)がいた。狢が妹で河童が姉で兄弟になった。狢は河童をだまして自分だけご馳走を得るが、最後には河童にだまされて溺れて死んだ。
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