テング 1970年 滋賀県 次助集落のある人が、山講の日に中の谷に行ったら天狗につままれて飛ばされ、行方不明になった。探したが見つからず、そのうち帰ってきたが、頭が変になっていた。
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テング 1973年 京都府 天狗が住む灯篭杉と千本松を切って天狗につままれたら大変だと、ヨ木をうちこんでそのままだったら切る、と決め翌日見に行くと、ヨ木がほうってあったので切ったらいかんということになった。50年か60年程前、樵が燈籠杉を切ってしまい、しこたまもうけたが、家に帰ってまもなく亡くなった。
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テング 1981年 和歌山県 行方不明の人は三里ヶ峰の天狗に捕られたと言われる。木之川の観音堂の近くで炭焼きをしていて天狗に捕られたらしく、行方不明になった人がいる。
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テング 1981年 神奈川県 山の神をお祀りしてある山に天狗の住処といわれた大松があった。ある日美しい娘が行方不明になり天狗の仕業だということになった。松のところにさがしに行くと娘が座りこんでいて、話をきくと、やはり天狗にさらわれたということであった。
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テング 1964年 滋賀県 天狗の太鼓叩きは、山のほうから太鼓の音が聞こえてくる。聴き耳を立てると聞こえなくなる。天狗さんが笛を吹くのは怖い。朝いいかげんに日が昇ったときや、空がオンボラ(雲ってどんより)した日、雨の降る日に笛を吹く。天狗さんが鉦太鼓を叩いているときは、喜んでいるとき。
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テング 1979年 徳島県 天狗の下駄や、天狗の馬の蹄の跡が残っている天狗岩がある。天狗は正月になるとその岩に来て鉦や太鼓を叩くので、近隣の老婆は「恐ろしい」と言って早くから家の戸を閉めていた。
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テンク゛サマ 1960年 三重県 天狗様が太鼓を叩いている間はいいが、鉦を叩くようになったら、山にいてはならない。
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テング 1988年 長野県 山には天狗が出る。
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テング 1950年 埼玉県 男が行方不明になり半月ほどして馬鹿になったようにしてひょっこり帰ってきた。天狗に連れられずっと木の上にいて、食べ物は天狗が運んできてくれたという。
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テング 1980年 和歌山県 大きな松の木に天狗が出たという。天狗松と呼ばれる。星山橋の近くにも天狗がいたという所がある。
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テング 1985年 愛媛県 天狗座敷、天狗松、天狗宮があり、天狗が出るといわれる。
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テング 1952年 神奈川県 キノコ沢で天狗さんに化かされて、男が3,4日行方不明になったり、また別の男が数日後に天井で見つかったりしたという話がある。
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テングノタイコ 1988年 富山県 天狗の太鼓をきいた人がいる。
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テング 1999年 宮崎県 岩見田の古墳の麓に天狗杉があった、天狗はこの木から飛び立って、正手の天狗杉、大久保の天狗杉に宿ったりしていた。正手の天狗杉は落雷で枯れ、岩見田の天狗杉は宅地造成で刈られた。
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カミカクシ 1960年 神奈川県 神隠しにあった人が3日ほど行方不明になった後に城山のほうから戻ってきた。それからは天狗小僧と呼ばれるようになった。
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タヌキ 1960年 三重県 狸に化かされて一週間も行方不明になった人がいた。青年団が鉦太鼓で探したが見つからない。帰って来たときにはコンピラ様の大きなお札を背負って帰って来た。
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テング,デンデコタイコ 1937年 福井県 デンデコ太鼓とは天狗の太鼓のことである。村で天狗が太鼓を鳴らして笑い騒いでいることがある。
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カミカクシ 1973年 岩手県 数年前のこと。近所の子供が行方不明になった。帰ってきた後聞いてみると、何かに憑かれて1日中歩き回っていたといった。
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テング,ハビ,マムシ 1977年 和歌山県 もんどうさんという信心深い人が行方不明になったので、村の人たちは鉦や太鼓を鳴らして「返せ」と呼びながら歩いた。3日後に柿の木の上からもんどうさんが落ちてきた。天狗に連れて行かれてトヤグラ(岩山)に行っていたという。トヤグラの主はまむし(はび)で、天狗が「怖いなら袂に入っていろ」というのでのぞいてみると、天狗やはびがたくさんいたという。
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タヌキ 1983年 愛媛県 狸に騙されて行方不明になると、村総出で太鼓をたたきながら探す。見つかってもふぬけになっていることが多かった。
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テング 1975年 大島の怪とは天狗につままれたという類の話だろう。
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