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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ニシノバンコイ,オニ
1934年 鹿児島県
西のバンコイという家のない美男がいた。美しい17.8歳の娘を嫁にもらい、鬼の島から宝物を奪って鬼を殺してしまった。打出ン小槌からは欲しいものが何でも出たので、西のバンコイは大金持ちになった。

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コイ
1971年 岐阜県
愛知県の小原村の寺の小僧で、コイ釣りが好きな者がいた。毎日コイ釣りに行っていたが、ある日大水に流された。村人が探して引き上げてやると、大きなコイになってしまっていた。コイになった小僧を埋めた畑が今でも残っているという。
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オニ
1952年 三重県
鬼が崖から落ちてきた。みんな怖がっていたが、娘が介抱してやった。鬼は感謝して娘に小槌をあげた。娘がその小槌でカボチャを叩くと、中からずっとほしかったおじいさんとおばあさんが出てきた。
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オニ
1975年
霊は鬼であり、鬼は気である。
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オニ
1961年 和歌山県
百姓が雨がなくて嘆いていると、鬼が雨を降らし、かわりに一人娘をさらって行った。娘は鬼の家で鬼の子を産み、鬼の子がお爺さんに会いたいというので、鬼の留守に鬼の車に乗って逃げ出した。鬼が追いかけてきたが、笑わせて逃げ切った。お爺さんの家に行き、鬼が怖いと言っていた青い剣と青いヒルに似た菖蒲とヨモギを軒端に下げて鬼を退散させた。それが五月節供の由来。
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オニ
1986年 鹿児島県
ある人が狩りに行って、木の上にしばられた鬼ににぎり飯をやったら、鬼が力をつけてしばっていたカズラを切り逃げた。実はその鬼はその人の妻の父がしばっていたもので、逃げた鬼は妻をさらって鬼が島へ行ったという。妻をとりかえすために箱に入って鬼が島へ行き、鬼を退治する。
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オニトムスメ
1956年 宮城県
2人の姉妹が、天気の良い日に栗拾いに山の奥まで行った。そのうち夜になって道に迷い困っていると、柴を抱えた同じ年頃の娘が来たので、その娘の家に泊めてもらった。そこは山の崖下にある粗末な掘っ立て小屋だったが、「自分は鬼にさらわれてここにいる。鬼が来たらどんな目にあうかわからないから、長持に隠れていろ」と娘が言う。鬼が帰って「人くせえ」というが娘がなんとかごまかし、鬼は「誰か来たら逃がすな」と言い残して去る。逃げる機会をさぐっていた娘も一緒に、一鞭あてると千里走る車を奪って逃げる。帰ってきた鬼は残っていたもう一つの車に乗って追いかける。海まで来て鬼は一息に海の水を飲み、娘たちの車が鬼の目の前に来たとき、娘たちはしかたがなくなって、3人で腰巻も何もかもひきあげて尻を丸出しにしてぴたぴたと叩いた。すると鬼が大笑いし、その拍子に水は鬼の口から出て、娘たちの車は無事に対岸へ着いたという。
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チチオニ
1941年 大阪府
父鬼は父の鬼が住んでいた事からその名が起こったという。その鬼が父瀧にいたとも、鬼唐臼にいたとも言う。鬼唐臼には鬼の夫婦がいて、それが討たれ、手負いになって河内の鬼しめに逃げた。延命寺に負矢という家があって鬼の系図があるという。又この鬼しめには川に大きな石があってそこで鬼が死んだので鬼の血がついて今でも赤い、ということである。
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タニノオショブ
1958年 和歌山県
村の西の浦に出る女。
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オニ
1970年 鳥取県
昔、鬼が出て人を食ったりして暴れていた。鬼が出る雪の晩、若い娘が宿を求めてきたので泊めてやり、鬼の話をしたところ、娘はヒイラギの葉を戸口に打ち付けて豆を撒いた。すると鬼は逃げていった。翌朝、娘はいなくなっていた。神様であったという。
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タタリ
1984年 長野県
西の娘と青年が相思相愛の中となった。しかし結婚を許されず、親戚が他の家の者に頼んで青年を殺してしまった。それから不吉なことが起きるが、この若者の祟りであろうと言う。西の一家は村を出て行かなくてはならなかった。
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タヌキ
1931年 香川県
雨が降る晩などは、狸がよく17、8歳くらいの美しい娘に化けて人を騙す。男がよい気分になって娘の手を引いて明るいところにくると、木片や竹であったりする。
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カネンヌシ
1939年 熊本県
肥後の天草島では大晦日の真夜中、金ン主という妖怪が出る。金ン主と力比べをして勝つと、大金持ちになるという。金ン主は武士の姿で現れるともいう。
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オニ
1931年 長野県
昔、美しい娘が鬼にさらわれた。15、6年たって娘の父親が岩屋で子供をつれた娘を見つけた。父親は娘とその子を連れて船で逃げようとしたが、鬼が海水を飲んだので引き戻されてつかまりそうになった。子供が鬼を笑わせたので、鬼は水を吐き出し、船は沖に出た。
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オニ
1990年 千葉県
人骨山に住む鬼が1年ごとに人身御供を取っていたが、旅の六部の助言で西の方から強い犬を連れてきて、ようやくその鬼を退治することができた。
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オニ
1941年 秋田県
空の鬼が娘をさらい、娘は鬼の嫁になって子を産んだ。婆がソラ豆の梯子で娘に会いに行くが、鬼に見つかって追われた。娘の機転で難を逃れ、娘、婆、子の3人は家に逃げることが出来た。
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(シンタイニカンスルキンキ)
1956年 宮城県
ナンバン(唐辛子)や柿の種を燃やすと火難に遭う。体を振っていると貧乏神がつく、などの禁忌がある。
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キンキ,フウキ,スイキ,インギョウキ
1975年
天智天皇の時代に、藤原千方という者が金鬼・風鬼・水鬼・隠形鬼の4鬼を使役していた。伊賀と伊勢の国はこの鬼のせいで、天皇の支配に入らなかった。そこで紀朝雄という人物が「草も木も我大君の国なればいづくか鬼の栖なるべき」と和歌を詠んで鬼のもとに送りつけたところ、たちまちに鬼はいなくなり、藤原千方は朝雄に討ち取られたという。この鬼は狐狸の類か。
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マヌケノトンペイ
1956年 宮城県
昔、頓平という間抜け者がいた。働きもせず飯だけ一人前、唯一つ、弓を射るのが名人だった。とうとう家を追い出された頓平が、その夜道端で寝ていると、上の方のお堂で鬼たちが宴会を始めた。鬼はエンメ小槌(こづつ)をふって酒だの肴だのを出していた。頓平は鬼どもを驚かそうと一矢、また一矢と鬼を射ると、鬼たちはあわてて逃げていった。これを見た頓平はお堂に行き、エンメ小槌をふって飯、肴、家、美しい娘、馬、カゴ、と次々にそろえたが、調子にのって「俺の矢でみんな退治してやる」と「赤鬼、青鬼みんな出て来い」というと、鬼たちが大勢出てきて、頓平を殴ったり蹴ったりした挙句、深い谷間に突き落としてしまった。
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オニ
1974年 宮城県
飯を食わない美しい女を嫁に貰ったが、実は鬼が化けたものであった。正体を現した鬼に襲われたが、菖蒲と蓬の草原に逃げ込むと、鬼は追ってこられなかった。それで、五月の節句に鬼が来ないようにと、菖蒲と蓬を飾る。
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オニ
1955年 青森県
老婆が川で拾った桃から男子が生まれる。桃太郎と名づけられた子はすくすく成長し、鬼退治に出かけることになる。犬、雉、猿をお供にし、鬼が島へ渡り、鬼たちを懲らしめて宝物を得る。鬼退治を天子様が誉め、褒美をもらう。それらの宝で爺婆と安楽に暮らした。
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カネンヌシ
1932年 熊本県
大晦日の真夜中、金ン主という妖怪が出る。金ン主と力比べをして勝つと、大金持ちになるという。金ン主は武士の姿で現れるともいう。
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