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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ミダノケシン
1993年 福井県
長源寺跡の近くの谷川の滝に、昔一人の侍が辿りついた。のどの渇きを癒そうと滝に近づくと、美しい女が滝に打たれていた。侍が見とれていると、女性は「私の姿をじっと見てこのまま帰ると命が危ないので、この近くの長源寺で仏道に精進しなさい」と言った。侍は仏道に帰依した。女は弥陀の化身だったという。

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ユウレイ,モノノケ
1973年
ある侍に恋をした女へ他の侍が偽恋文を出した。女はよろこび、それから夜にまぐれて侍と忍び会った。やがて侍は女のもとに来なくなった。女は侍に近付いたが侍は知らぬ事なので取り合わなかった。やがて女は病死したがその夜より侍の寝床に幽霊が現れるようになった。
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クモ
1982年 宮城県
滝の近くで樵が着物を脱いでおいておいたら、蜘蛛が引っ張っていった。それでその滝をクモ滝と言う。
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ダイジャ
1985年 和歌山県
平治川にはオン滝とメン滝があり、滝の色が七色に変わるという。昔、平治川の娘がこの滝に行くと、美しい男と一緒になった。二人は良い仲になったが、ガマの滝まで行くと大蛇になって滝に入った。娘は逃げ帰ったが、病気になったという。
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ヘビ
1979年 茨城県
滝には蛇が住んでいて、釣りをしたり入ったりすると、戻って来た人がいないと言われていた。水戸光圀がこの話を聞いて、ぜひ見てみたいというのでやってきた。以来、この滝をご前滝というようになった。
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シュノバン
1923年 福島県
若侍が夕暮れにひとりの侍と道連れとなった。朱の盤という化物について尋ねると、相手の侍は「このようなものか」といって化物になった。逃げた若侍はある家で次第を話すと、その家の女房は「それはこのようなものか」といって化物となった。若侍は百日後に死んだ。
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キツネ
1933年 長野県
ある侍がまだ夜のうちに猟に出かけた。すると美しい女が現れた。狐の仕業だと思い鉄砲で撃つと、女は銃弾を手のひらの上で転がした。侍は夢中で逃げて家に帰った。
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ダイジャ
1959年 福井県
大蛇が娘を所望するがかなわず、ついに娘を攫って滝の中に没した。この滝が「オトメの滝」である。
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タキノヌシ,ダイジャ
1985年 和歌山県
平治川の滝壺に牛の糞を入れたら、滝の主が出現した。その背は滝よりも高かったという。主は大蛇である。
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オンナノナキゴエ,ウナギ
1976年 和歌山県
昔、女郎滝に身を投げた女の泣き声が滝壺から聞こえる。それを聞くと不時が入るという。またこの滝壺には白いウナギが住むという。
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シロヘビ,ハクリュウ
1986年 山形県
白蛇の滝の滝壺は深く、底なしの滝壺と言われる。トンネル状になっていて、4キロ離れた最上川まで貫通していると伝えられる。落ちたら上がれない、滝主の白蛇に呑まれてしまう滝として恐れられてきた。白蛇は白竜となって大空に飛び立つとされる。
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サムライ
1968年 奈良県
昔、娘が毎晩うなされていた。母親が尋ねると、夢の中で侍が毎日夜這いに来るのだという。そこで侍の着物の裾に糸を通した針を刺しておいた。その糸は滝まで続いていた。やがてその娘は蛙の子のようなものを盥一杯生んだという。
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シシガシラ
1977年 福島県
獅子頭が水の音を聞くと箱から出てしまうので、普段は太鼓や笛の音で水の音をかき消して水の傍を通っていた。が、あるとき酔っていたのでそれをするのを忘れて滝の傍を通った。獅子頭は滝の音を聞いて箱を飛び出し、滝に飛び込んだ。その滝を神楽滝という。
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ウナギ
1975年 山口県
雨乞いのときに行く滝の滝壺には、耳の生えたウナギが住んでいる。
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キツネノショカン
1976年 東京都
若年の頃、親類の家に同居していた。その家の小侍がある時外出して帰ってきたら、門から入りながら「清めろ清めろ」と言った。座敷に上がり主人に対面したいと言うので、主人が会ったところ、小侍は礼を申しながら、私は上方筋の狐であるが、この地へきたところ、くたびれたのでこの小侍の体を4,5日借用したいと言った。主人に問われるままに身の上を語った狐は、自分は善い狐だから出て行くときに小侍の疳の病を治すと言い、5日目の夜に書を残して翌朝出て行った。
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バケイシ
1987年 山形県
黒森の化け石という石は、侍が通ると若い女や子どもに化けて騙したので、ある侍が斬りつけた。翌日見ると、それは石だったという。
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ヘビ
1978年 和歌山県
仲のよい夫婦のうち女がいなくなる。2、3日後村人が滝で女の姿を見かける。女は黙って蚕の糸を紡いでいた。女は蛇だったのだ。それ以来筏師がその滝のそばを筏で通ると、命を失うといって恐ろしがられた。
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ダイジャ
1973年 和歌山県
弓木滝には不動明王が祀られている。この滝に牛の糞などの汚物を投げ入れると、山が動き谷が震えるほどの大雨になる。滝の主である大蛇の仕業だという。
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ジャ
1985年 和歌山県
滝には蛇がつきものであるという。大久保の文蔵の滝にはオナゴの蛇がいて、差し向かいの父滝にはオトコの蛇がいたという。文蔵の滝には、蛇の穴もある。
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カタナ,ハンニャノフダ
1972年 岐阜県
横蔵寺の大般若のお札は霊験あらたかなので戸口に祀る。昔、ボロボロの鍔を付けた刀を持った侍がいた。この侍が寝ているところを蛇が向かってきた。もう1人の侍がそれを見ていたところ、刀がシューッと音を立てて抜け、蛇を近寄らせなかった。目撃した侍は寝ていた侍を起こし、刀を取り替えてもらった。刀屋に見せたところ、刀はボロボロの古いものだったが、般若のお札が貼ってあった。そのおかげで蛇に飲まれずにすんだのだという。
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カッパ
1975年 長崎県
寛永の頃、肥前の有馬である侍が昼寝している河童を抜き打ちにしたが、死体を見失った。数年後その河童が侍のもとに現れ勝負を挑んできた。お互いに勝負したのだが、河童の姿は侍以外には見えなかった。
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ヘビ,ムカデ
1955年 静岡県
中沢峠で侍が眠っていた。蛇が木の上から侍を飲もうとしたら、刀がムカデに化けて蛇を追い払った。
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