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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ニジュウロクセイジン
1928年 長崎県
元和元年、26人の京阪神地方の切支丹が処刑された。その遺骸は磔にして数十日さらされていたが、そのうちひとりの伴天連とひとりの童子の死骸は時々、消えたり現れたりしたという。消えている間、伴天連は近くの南蛮寺で弥撒祭を行っており、童子はその聖祭にお供をしていたのだという。

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ヤマヒト
1993年 秋田県
駒ケ岳に2人で登ってひとりが死に、ひとりが行方不明になる。カメラを持っていたために、山人の怒りを買ったと言われる。
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ムクイ,イヌ
1974年
2人の男が主人の犬を殺して食べたところ、犬のような行動をとるようになった。ひとりは狂い死にしたが、もうひとりは祈祷により快気した。
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ジュウジカ
1928年 長崎県
永禄年間に平戸町人と南蛮船乗組員とのあいだに激しい争いが起こった。そのとき、伴天連は平戸から横瀬浦に拠点を移した。南蛮船が横瀬浦に入ったとき、浦の入り口の空に金光燦然と輝く十字架が現れた。伴天連たちはこれこそ切支丹宗門の栄える前兆であると喜んび、その真下にある小島に金の十字架を立てて聖地としたといわれている。
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キツネ
1938年 長野県
明治7年頃の冬のある日、先生がお供に魚を背負わせて歩いていると、急にお供が体が重くて仕方ないと言い出した。お供がとてもゆっくり歩くのでどうしているかと見ると、踊りを踊りながらやってきて、肴を取り上げても止めようとしない。近くの村の人に来てもらうと、お供は急にばったり倒れた。あとでは何も覚えがなかったという。
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カメブチノヌシ
1932年 愛知県
夜、男が山道を歩いていると、向こうから禿げ頭の童子がやって来た。童子は亀淵まで付いて来、男に話しかけたが、男は童子を怪物と看破し、眉間の間を力一杯煙管で殴った。一瞬気を失った男が我に返ると、もう既に夜が明けていた。
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ユキンボ
1956年
雪の夜に1本足の童子が飛び歩くといわれていた。
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ナンバンイド,ヒトダマ
1928年 長崎県
切支丹黄金時代にサンジュアン・バブテイスタという南蛮寺があった。高い尖塔と異国風の華麗な伽藍をもっていたが、慶長末葉の大迫害のときに破却された。そのとき、ここにあった井戸に聖器はことごとく投げ込まれた。余りの迫害に心狂った伴天連か伊留満が井戸に飛び込んだが、その上からさらに物が投げ入れられた。その後、法華宗の本蓮寺が建ったが、人魂が飛ぶという噂が立ち、この井戸に足を向けて寝ると枕返しにあったという。
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ザシキワラシ
1958年 岩手県
座敷童子は古い家に出るが、姿は見えないという。
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ザシキワラシ
1993年 岩手県 
座敷童子を経験した人がいる。子供のころ、悪さをしたときに「そんなことをするとザシキワラシがでるぞ」と言って脅かされたという。
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カッパ,コウジン
1914年 佐賀県
商家の11、2歳の娘が寺子屋の帰りに隣家の童子に会い、観成院の前の川で遊ぼうと誘われた。一旦家に戻って出かけようとすると、親が用心の為に荒神様を拝ませ、額に竈の墨を塗った。約束した童子は娘の額を見て、もう一緒に泳ぎたくないといって立ち去ったという。童子は河童であった。
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ザシキワラシ
1985年 岩手県
大金持ちの座敷には座敷童子がいて、夜になると働く。その座敷童子がいなくなればその家は一年もたたないうちに倒産する。
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カッパ
1978年 東京都
天明5年、麹町飴屋のある心正直な者のところへ夕方、童子が来て戯れた。飴を与えたら毎夕方来るようになったので跡を付けると、童子はお堀の中に入っていった。さては河童かと驚いていると、ある日童子が来て見たことの無い銭を1枚くれて、それ以来来なくなった。
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オトコドウジ,ホトケサマ
1971年 岩手県
田植えを間近にひかえて産婦ができ、田掻き馬のサセドリをするものがいなくて心配していると、どこからか14、5歳の男童子があらわれ、手伝おうと言った。この童子が仏様であった。
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イバラキドウジ
1969年 京都府
山に茨木童子が住んでいた。その洞窟もある。酒呑童子の出城だったという。茨木童子は平将門の子であったとも伝えられている。
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タタリ
1974年 愛知県
荒神だからと止めるのも聞かず、津島・戸辺両社が祭りで流した御葭を見に行ったところ、急に寒気がして足が動かなくなった。やっとのことで家に帰ったが高熱が出て、ひとりは6日後に、もうひとりは一時回復したが1年後に死んだ。
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ヤマヒト
1993年 秋田県
カメラを持って山に入った2人の男がいた。悪天候で行方不明になり、ひとりは遺体で発見されたが、もうひとりは見つからず、ゲートル1本とカメラの三脚のうち1本が発見されただけであった。山人になってしまったのだと言われた。
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カミナリ,セキメンドウジ
1921年 徳島県
雷落ちて赤面童子になったという。
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カッパ
1961年 岩手県
昔、大淵でよく河童に砂をかけられた。今年も1匹淵にいたという。子供みたいな形をしているが、見ている内にいなくなるという。夜ひとりで通る人を驚かすが殺すようなことはしないという。
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キツネッピ
1977年 山梨県
キツネッピは、山に人もいないのに、火がついたり消えたりする。その日は足もとに狐がいるといい、唾をかけると消える。
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キリシタンノヨウジュツ
1928年 長崎県
慶長14年、有馬晴信が南蛮船を焼き討ちした際、ジョアンという切支丹伴天連が神の島に泳ぎ着いた。彼は心得ていた切支丹の妖術を用いたので、炎の中からたすかったのだという。そして、ひとりの男に洗礼をほどこした後、波の上をしずしずと歩いて、沖に消えたといわれている。
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キツネ,オンガエシ
1956年 宮城県
網地島長渡に流されていた鯰江六太夫は笛の名人で,夕方になると毎日のように14,5歳の童子が笛を聴きに来ていた。ある夜童子が「笛の音を聴くのも今夜限りです」というので訳を尋ねると,実は童子は千年の劫を経た狐で,仙台城下に住む弥左衛門という狐捕りの名人が自分を捕らえに来るのでもはや自分の命はあるまいという。弥左衛門に狙われると神通力を失ってしまうからである。童子はこれまでの恩返しにと六太夫の所望を聞き,源平合戦の様を見せた。座が忽ち海原に変じたが,終われば元の小屋であったという。
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