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                  | ■ | 番号 | C0730312-000 |  
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                  | ■ | 呼称(ヨミ) | スギノセイレイ |  
                  | ■ | 呼称(漢字) | 杉の精霊 |  
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                  | ■ | 執筆者 | 和田文夫 |  
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                  | ■ | 論文名 | 第一編 第七章 昔話と伝説:二  (二)樹木に関する伝説 |  
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                  | ■ | 書名・誌名 | 福島県史 24 民俗2 |  
                  | ■ | 巻・号/通巻・号 | 24巻 |  
                  | ■ | 発行所 | 福島県 文書広報部 (厳南堂書店) |  
                  | ■ | 発行年月日 | S42年3月31日 |  
                  | ■ | 発行年(西暦) | 1967年 |  
                  | ■ | 開始頁 | 545 |  
                  | ■ | 終了頁 | 557 |  
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                  | ■ | 掲載箇所・開始頁 | 549 |  
                  | ■ | 掲載箇所・終了頁 | 550 |  
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                  | ■ | 話者(引用文献) | (『信達一統誌』) |  
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                  | ■ | 地域(都道府県名) | 福島県 |  
                  | ■ | 地域(市・郡名) | 福島市 |  
                  | ■ | 地域(区町村名) | 杉妻町 |  
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                  | ■ | 要約 | 西光寺に大きな牛をも隠すほどの3本の大杉があった。文化2年頃、この寺の坊さんがこの木を切らせることにした。その前日の暮れ方に見たこともない怪しげな童が3人、手を取り合って泣きながら走り去ったのを見たという人がいた。また、乞食夫婦がこの木の下に宿を取ったところ、夜中に冷たい風で目が覚めた。すると裃を着けた立派な若者が左右に美しい女の人を連れて寂しそうに立っていた。何を聞いても答えないので恐ろしくなり、着物を被って突っ伏して、暫くして顔を上げたら消えていた。夜が明け、村一番の早起きにこの話をすると、千年以上の古木を切ろうとしているから杉の精霊が悲しんでいるのだろうと、他の村人たちと金を集めて木を買い取り、切るのを中止させた。木に斧を入れ始めていた樵が言うには、老木は切ると必ず水を発するものだが、この木は一度斧をあてると水が2メートルも噴出したといって気を失った。そしてこの木を切ることに賛同した6人も次々に死んだ。切られた日が4月4日だったので、この後4月4日にお祭りをしている。 
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