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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カンサブロウノボウレイ
1961年 山梨県
石和町地内の笛吹川上下3里は殺生禁断になっていた。鵜使の勘三郎はその禁断を犯し、石和町四日市場の岩落の淵で柴漬にされて殺された。勘三郎の亡霊は毎夜現れてこの地の人々を悩ました。文久11年夏に日蓮上人が訪れ、河原の石に1石1字宛法華経を書写して川に沈め、3日三3晩施餓鬼供養を行って亡霊を慰め、それ以来現れなくなった。遠妙寺には経文石が残されているという。

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ボウレイ,ニチレン,イシ
1935年 山梨県
石和町に流れる鵜飼川の畔に住む勘作という孝行者が、貧乏故に殺生禁断とされる観音寺の境内で魚を捕り、それを母に食べさせた。怒った寺僧は勘作を殺し、それをどこかに埋めたため、夜な夜な勘作の亡霊が現れて人々を悩ませたという。しかし文永11年に付近を通った日蓮がその霊を慰めるため、12374個の石に経文を書いて川に投じたという。この石を葉でさすると自然に水が染み出るという。
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ダイジャ
1967年 福島県
狸石とも蛇塚石とも呼ばれているものがある。昔、大蛇を殺してこの地に埋めたのだろうといっている。
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ダケイシ,コウボウダイシ
1958年 岐阜県
ダケ石は弘法大師の杖が石になったといわれている石で、この石に触ると怪我をするという。
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シ,(ゾクシン)
1915年 和歌山県
3人に3度廻られると死ぬという。
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ヌシ,オオサンショウオ
1973年 岡山県
石樋の淵には、主として大サンショ魚が住むという。淵に石を投げ入れて雨乞いをすると、3日のうちに必ず雨が降るという。
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ニチレンショウニン
1972年 長崎県
ひでん上人と日蓮上人が雨乞い勝負をして、日蓮上人が勝った。ひでん上人は毒饅頭を日蓮上人に食べさせようとしたが、日蓮上人はそれを犬に食べさせたので犬は銀杏の木を三回半回って死んだ。日蓮上人は犬を葬って銀杏の木の杖を卒塔婆にして法華経を書いた。威力があったら三年ほどで芽が出るといいその通りになったが、杖が逆さまだったので葉が逆さまに生えてきた。その銀杏は今でも毒消しになるという。
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ヒトトリイシ
1974年 福島県
奥州磐梯山の人捕石は毒石であって、殺生石と同じである。
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セッショウセキ,キツネ
1989年 山梨県
栃木県那須野ヶ原に殺生石という石がある。狐が化けたという。金毛九尾の狐が都で宮廷まで入ったが見破られ、那須野ヶ原まで飛んできて殺生石になった。有毒ガスが出て人が死ぬので殺生石という名前になった。狐が化けた石というので玄翁和尚がやってきて、玄翁で石を叩くと狐が通力を失い人は死ななくなったが、その破片が全国へ飛んだ。その石へ登って転ぶと怪我をするとか、鎌いたちのように怪我をするとか、何の原因もないのに足の平が痛くなるのは殺生石のかけらを踏んだからイシブという病気になったからという。
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オオイシノタタリ
1970年 山梨県
ある家の庭に明治40年の洪水で大棚から流れてきたという大きな石がある。数年前にその大石を除去するために石屋さんに頼んだところ、2,3日してその石屋さんが死んだ。それ以降、この石を割った者は死ぬといわれる。
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テング
1956年 茨城県
御岩神社の3本杉は3ツ又の巨木で、昔から天狗が棲むと言われていた。1枝1葉でも持ち帰って燃やすならば、たちどころに気違いになると信じられている。
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コシカケイシ
1974年 愛知県
嘉永4年8月18日の夜、熱田宿近くの八町縄手にある浜の明神に男が来て石を献上したいと申し出た。それを社人が許可するとその夜に長さ3尺8寸、幅1尺三寸の大石が置かれていた。その石は3人の力では動かなかった。西行腰懸石の立て札も側にあった。
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ヨナキイシ
1930年 北海道
昔、日蓮上人の弟子が函館にいたときのことである。夜に遠くから女の泣声が聞える。昔、悪い武士によって赤子ともども殺され石の前に埋められたためで、夜泣石と呼ばれた。文化13年に、碑面の墨書を残すために石を掘った石工が3人死んだという。
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タマモノマエ,シロギツネ,セッショウセキ
1976年 栃木県
宮中に潜り込んだ狐の正体がばれ、下野のこの地に逃げてきて石となり触るものはみな死ぬようになった。深草帝の御世に石は砕かれた。昔の石は埋まってしまって、今ある石は別の石である。
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コダキイシ
1931年 青森県
北津軽地方に、懐中すると必ず妊娠するといわれている石を産する地がある。それはある滝壷の河原で、その小石をほしいと思った女性が歩いていると、ふっと1個の石を見つけて拾うのだそうだ。それを懐に入れて帰ると、いつもと体の状態が違ったように感じるのだという。
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(ゾクシン)
2000年 新潟県
畑野町大久保にある上人田は昔から女人は入ることが出来ず、田の中にある涼み石という黒い石は、文覚上人が涼んだ石だという。
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ボウレイ
1974年 東京都
角田川のほとりにある子の墓で母親が念仏すると子の亡霊に会うことが出来た。母は妙亀という尼になり傍らの庵に住んだ。故にこの地を妙亀山という。
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サカナ
1974年 福島県
出羽国の柳津にある虚空蔵の池に多くの魚がいた。それを蒲生下野守が見て毒を入れて殺させた。ここは古くから殺生禁断の地だったので周囲は諫めたが聞かなかった。するとその日から14日間にわたって大地震がとまらず、山は崩れて洞になり、河は埋もれて陸となり、あらゆる建物は倒壊して多くの人々が死んだ。ほどなく蒲生下野殿家は滅びたという。
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クニシサマ,コウジン
1983年 岡山県
勝田町では、同一社地内に2つの祠を並べて、1つに国司様、もう1つに荒神を祀る例が多い。
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ヨドドノノボウレイ,タヌキ
1941年 大阪府
大阪城内に、毎夜淀君の亡霊が出るとされた場所があった。ある人が、真偽の程を確かめるべく単独で向かい、亡霊を打ち払ったところ、それは大狸であった。
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(ゾクシン)
1972年 岐阜県
山の神に関する俗信。山のコは1月9日、3月9日、12月9日に行い、この日は山に入ってはいけない。山の神の使は白ウサギだといわれていて、見ると祟りがあるという。
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ウバイシ
1986年 愛知県
ある比丘尼が女人禁制を犯して山に登り、傍らの石に手をついたところ、手が石から離れなくなった。祈祷師を頼んで手を離してもらったが、放置していたら姥石になっていたといわれる。
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