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検索対象事例

テンニョ,セントウ
1941年 朝鮮
大同郡秋乙美面衣岩里の若者が、貧しい暮らしで病気の父の看病に思案に暮れていた。村人から仙桃という天界の桃を食べれば癒えると聞いた。ある日大同江に天上から乙女が7、8人下りてきて水浴しているのを見た。一枚の衣が若者のところに吹かれてきて、天女が泣きながら探した。若者は衣と引き替えに仙桃を貰い父の病気を癒した。衣岩里というのは、天女の衣を掛けたということからだ。

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(ゾクシン)
1972年 千葉県
衣に関する俗信。
類似事例

テンニョ
1935年 沖縄県
奥間大親(おくまおおや)という男が、天女が水浴びをしているのを見て、衣を隠し騙して妻にしたが、子どもが生まれて、衣の在り処を母に教えたので、天女は天に帰った。
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アモレヲナグ,テンニョ
1928年 鹿児島県
ミケランという若者が、沼の水浴びする天女(アモレオナグ)の飛衣を拾った。ミケランは飛衣を返さず、天女を妻にして、3人の子ができた。天女は後に飛衣を見つけて天に帰るが、ミケランは天女に教えのとおりにして天上に追いかけて行った。ミケランは天女の父神から3つの試練を受け、天女の助力で解決するが、父神の策に落ち、天女と天の川で隔てられてしまった。ミケランは牽牛星、天女は織女星となった。
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テンニョ
1935年 沖縄県
成弘年間安謝邑に貧しくて妻をめとることができない男がいた。ある時、天女が水浴びをしているのを見て、衣を隠したうえ、騙して妻にした。やがて子どもが生まれたが、歌によって衣の隠し場所を母に教えたので、天女は天に帰った。
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テンニョ
1930年 岩手県
百姓の若者が夏の日に川辺で3人の天女が水浴びしているところを目撃し、一人の天女の羽衣を隠したためにこの天女は天に帰れなくなった。天女はそのまま若者の女房となったが、女房を眺めてばかりで仕事をしなくなったので絵姿を描いて持たせた。その後、女房は殿様の御殿に連れて行かれるが、桃売りに化けた若者は殿様と入れ替わり、天女と御殿に住むことになった。
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カッパ,ガワッパ
1913年 熊本県
河童は桃を好むから、桃を食べた後には水泳に行かないほうがよい。
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テンニョ
1941年 朝鮮
平原郡青山面雲塔里の岡の下に池がある。昔、貧しい青年が池で7、8人の仙女が水浴していたのを、その中の衣を一枚隠した。仙女達は衣を纏い飛び上がったが、一人だけ飛び上がれず青年のところに衣の在処を尋ねた。青年は仙女を家に引き留め、共々楽しく暮らしたという。その池は仙女池と呼ばれている。
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コウボウダイシ,ヤニモモ
1948年 兵庫県
昔、弘法大師がきたとき桃を一つほしがったが、あまりにみなりがいやしかったので婆さんは返事すらしなかった。それ以来、ここではいくら桃を作っても「やに桃」しかできなくなったという。
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モモ,モモタロウ
1974年 宮城県
桃から産まれた子どもが、鬼を退治した。
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ボウサン
1976年 京都府
ある晩、お葬式に行くのと同じ格好をした坊さんが、様々な衣を着てつながっているのを見た。とてもきれいだったという。
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キツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
キツネが人に憑くことがあるという。衣外のチクサという人が落としてくれたという。
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ダイジャ,リュウグウ
1987年 和歌山県
釣りをしていた若者が美しい女につれられて立派な御殿に行った。若者は女と情交を重ね、帰りに鮎をもらった。こんな日が続いたが、ある日女は若者を帰さなくなった。若者の身を案じた家族が探しに行くと、滝壺の中で大蛇に巻かれた若者を見つけた。一同は若者を救う術がないとあきらめて帰った。
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ネコ,コロモ
1990年 長野県
法蔵寺の住職は、かけておいた衣が動いているように思えたので気を付けていたところ、飼っていた猫が住職の衣を着て山へ行き、猫を集めて説教をしていた。住職は知らん顔をしていたが、猫は気づかれたことに気づいて消えてしまった。
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テンニョ,ヘビ,ユメ
1993年 沖縄県
昔、天女が大城に降りて暮らしていて、美しい青年と通じた。その素性を怪しんだ天女が青年の衣に麻糸を通した針を刺しておき、翌朝その糸を手繰っていくと、洞窟の中で蛇が呻き伏していた。天女は蛇と通じたことを悲しんだが、夢で汝の孕んだのは立派な人間だという示現を得た。後に3人の女子が生まれ、これが狩俣の村人の祖先である。
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カミナリ
1921年 山口県,島根県
長門桂木山の一人の僧が衣に火がついたまま雷となって天上したという。伯耆の大山にも同じ話が伝わっている。
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ゾクシン
1953年 鹿児島県
桃の木を実らすには、桃を五つカマスに入れて「重い重い」と木のまわりを三回ぐらいまわるとなるそうだという。
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ダツエバ,サンズノカワ
1974年
奪衣婆は俗に三途川の婆という。
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リュウ
1958年 香川県
女のもとへ男が通ってくる。男が帰ったあとはいつも女の衣がぬれているのをいぶかしんだ母親は、衣の裾に糸を通した針をさすように言う。言われたとおりにして翌朝糸を辿っていくと公渕まで続いていた。女が渕のそばまで行くと男は正体がばれたと思い、竜になって躍り上がった。
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ウミナリ
1933年 台湾
1850年ごろ、大安に寄港した船に若者が雇い入れられた。土地の人々は沖遠く船出することを嫌忌しており、若者を止めたが、若者は船に乗り込んだ。若者は海に出ると日増しに恐怖に襲われ、得体の知れない病気に罹り、ついに死んでしまった。その後、若者の望みどおり死体は大安に帰された。若者を待っていた恋人の女は若者の死をしって狂気となり、海に身を投げた。その波紋が沖に広がっていったとき、沖から恐ろしい海鳴が聞こえてくるようになったという。
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テンニョ
1929年 岩手県
昔、沼のほとりで天女が水浴びしているところを見た男は、近くに掛けてあった羽衣を盗んだ。天女は泣いて男の跡を追い、沼のほとりの小屋で蓮糸で曼荼羅を織った。天女はやがて天に帰れるようになったが、天女が毎日機を織っていたので綾織という村の名になった。
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ヤマノカミ,ユメ
1941年 朝鮮
大同郡秋乙美面美林里の病人の夢に、白い着物を着た山神が現れて、一里先の小高い山で最初に目に付いためずらしいものを、食べるものなら食い、飲めるものなら飲めと言った。そこで行ってみると清水があり飲んだ。数日続けると次第に快復した。世間にも官にも知らせ、大kの人がその薬水を汲んでいくようになった。
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