シラセ(ゾクシン) 1985年 和歌山県 仏壇にあげたローソクの火の炎が激しく揺れ動く時には、親戚に死人が出た知らせであるという。新しく仏ができると、仏壇の中のホトケさんが喜んでローソクの炎を揺らすからだという。
類似事例 |
|
フルダヌキ,キレイノムスメ 1964年 山梨県 狩人が魔の山というはじめての山へ狩に行った。見たことのない足跡を追っているうちに日が暮れ困っていると、「ほーい」という人の声がするので行ってみれば、頭にローソクを立ててタホを織っている娘がいた。気味が悪くなって鉄砲で撃つが、娘は弾丸を手でつかんで捨てる。最後に一発残しておいた玉で頭のローソクを狙い撃つと、急に夜が明けて、岩の上を見ると十貫目はある古狸が死んでいた。
類似事例 |
|
カヤ 1965年 長崎県 盆の16日にサナトヨのところを歩くと歩けなくなる。これを「カヤが下がる」という。また盆の16日にはイカがよくつく。
類似事例 |
|
キツネ 1973年 岩手県 新城集落の人が夜、地蔵峠で狐が化けた大きな人に抱えあげられてローソクをとられた。
類似事例 |
|
カッパ,ガラッパ 1971年 鹿児島県 紋付を着て、ローソクをつけて袖を透かして見るとガラッパを見ることができる。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1972年 長崎県 11月16日と1月16日は山の神の日である。1月16日と盆の16日は地獄の蓋が開くといい、山へは行かないという。山に行くと悪い目に遭う。切れ物を使ってはいけないという。この日に怪我をすると、良くならないという。
類似事例 |
|
ヤマノカミ,ジュウニサマ 1950年 群馬県 12日は山の神が生まれた日とも山の木を数える日ともいう。この日は切った木をいじるのはいいが、返してはならない。
類似事例 |
|
ホトケ 1989年 静岡県 盆の16日は仏が帰る日だから、海で泳いではいけない。一緒に連れて行かれる。
類似事例 |
|
オニ,ヒ 1988年 奈良県 鳥見山のふもとの森の杉の古木に、毎夜火がともった。夜になると村中の牛が鳴き出し、翌朝見に行くと骨ばかりになった牛がその古木に掛かっていた。鬼の仕業として、この森を「鬼からの森」、この木を「鬼からの木」といって恐れた。
類似事例 |
|
テングサマ,スイテングウ 1975年 新潟県 手綱で馬を殴ったら、床の間にあったローソクが立って飛んできて、殴った人にぶつかって2つに折れた。その人が動けなくなっていると、馬は突然その人を噛んだ。
類似事例 |
|
センゾ 1970年 福島県 8月16日の送り盆には先祖が帰る。
類似事例 |
|
キツネノヨメイリ 1989年 鳥取県 米子からの帰り、夜になると道に一列に灯がともっていることがある。狐の嫁入りという。
類似事例 |
|
リュウオウサン 1990年 高知県 山に木を切りに行ったら、上の方で呼ぶ声がした。上の方には、木と木の間にはさまれて、骨を折った人がいた。その日は17日で、竜王さんの日と言われ、山に入ってはいけない日だと言われている。
類似事例 |
|
ヤマノカミサマ,タノカミサマ 1982年 新潟県 3月16日を「田の神様」と称し、山の神様が山から下って田の神様になられる日だといい、この日は山へ入ることを禁じているが、前の晩に大きな団子を16作り、桝に入れて家の恵比須棚に供える。また、11月16日は「山の神様」の日で、田の神様が山へ帰って山の神様になる日だといい、この日も山へはいってはならない。春と同じく16の団子を前の晩に作って供える。
類似事例 |
|
キ 2000年 大阪府 南の木と呼ばれる木の周りの木を切ったら腰が立たなくなった。オガミヤサンに木を大事にしろと言われた。
類似事例 |
|
ダイジャ 1963年 愛媛県 毎日丹波池で泳いでいた吾作が、盆の16日に、池の奥から出てきた大蛇に呑まれかけた。吾作はこのことを村人たちに告げた。1年後の盆の16日に若者が泳いでいると、また大蛇が出てきた。若者は村人にその事を話し、以来、盆の16日に丹波池で泳ぐものはいないという。
類似事例 |
|
ヤマガミ 1916年 山梨県 1年のうちに1日または2日、山神の木算えという日があって、この日に山に入ると、木と共に数えこまれてしまい帰ることができなくなるという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1981年 福岡県 年中行事に関する俗信。竹の先に餅をさして、サギッチョの火で焼いて食べると病気をしないという。サギッチョの火を持ち帰って、竈に火をつけると火事にならないという。正月16日と12月16日は山の神が山の木を調べて歩く日なので、山で木を伐ってはいけないという。山に入ると怪我をするという、など。
類似事例 |
|
エンコ 1955年 高知県 正月と盆の16日に川へ行くと、エンコが角力をとろうと言ってくる。
類似事例 |
|
オマツリ,ヒ 1975年 愛媛県 御玉神社の近海で、年に一度くらい御祭りといって、美しい灯がともることがある。何の灯なのかは分からない。御祭りの場所より高い所からは見えず、船に乗っている人にだけ見える。
類似事例 |
|
カワランベ 1981年 長野県 盆の16日以降に水浴びすると、カワランベに引き込まれる。
類似事例 |
|