ムジナ,チョウチン 1974年 茨城県 むじなの提灯は、赤くて春先によく見られた。お諏訪様の上には、毎晩出ることもあった。日暮れから8時から9時までが多かった。
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タマセ 1981年 茨城県 青白い火の玉が、近所の欅の木の辺りに落ちた。家の人は、タマセ(魂)だろうと言っていた。
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ムジナ,チョウチン 1974年 茨城県 お諏訪様の所では、むじながよく提灯を下げる。毎晩のこともあり、見に行くと、その光は長く続くことはなく、フッと突然消える。
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ヒトダマ 1983年 新潟県 男のヒトダマは座敷から、女のものは流しから出て、屋根の辺りを上がったり下がったりするという。
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バケモノ 1931年 埼玉県 近津神社の宮坂を登ったところに松の木と樅の木があり、そこに化物が住んでいる。ある人がここを通ったとき鼻先に大きな巾着が下がり、刀で切りつけたら飛んでいったことがある。提灯が下がったこともある。修験が経を読んでいたこともあるが、これも化物である。
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テング 1987年 富山県 春先に友人の母が急にいなくなった。天狗にさらわれる筋の者だったので、おそらく連れて行かれたのだろう。
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ムジナ,チョウチン 1974年 茨城県 大きな杉の木があり、暗くなった頃にその上に赤い提灯のような火がついた。それは見ているとすぐに消えてしまったが、これを人はむじなの提灯と呼んでいた。
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キ 1922年 和歌山県 東の谷の大ヂャという所に樹齢数千年の欅があり、これを切り倒したところ夜中に怪僧が現れ、作業に関わったものを捻り殺した。この欅は大神様の立て木、神の遊び木であったのだろうということである。
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キツネ 1996年 神奈川県 山の中で、たくさんの提灯が見える、提灯だと思ったら狐であった。
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オヒデリサマ 1937年 長崎県 氏神の維持金を捻出するためにオヒデリ様(神無月の間の留守番の神様)の山の一部と大欅を売ったら、区長の次男の足が悪くなって立てなくなった。責祈祷をすると上手くいかなかったが、後で和尚に神様が乗りうつり、欅の木を売ったせいだということがわかった。代わりに欅を植えたが、次男は死んでしまった。
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ウマノクビ 1960年 鹿児島県 馬の首が下がるという大きな松の木がある。
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クズリュウ 1932年 長野県 昔、諏訪様が女に化けてある人の妻になっていた。お産をする時その男にするすると匐って行った。諏訪様は9つの頭を持った蛇で九頭龍と呼ばれ戸隠に祭られている。
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キツネノチョウチンギョウレツ 1991年 奈良県 昭和23・4年の頃、狐の提灯行列があったので、家族全部で外に出て見た。大きい提灯から小さい提灯まで続いていた。
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オイスギ 1982年 群馬県 下川淵の小学校の老杉は、切ったり登ったりするとかわりごとがある。提灯が下がったとか夜泣きをするとかともいう。
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アベノセイメイ,タタリ,ケヤキ 1937年 京都府 安倍晴明が祈祷した欅の木を傷つけると祟りがある。
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キツネ,キツネノヨメイリ 1996年 神奈川県 むかし、おばあさんに「狐が出るから、夜は外に出てはいけない」と言われた。狐の嫁入るということも言っていた。「提灯が見えたら狐だ」ということもよく言われた。
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ケヤキ,ダイジャ 1930年 東京都 白山神社境内にある2本の欅のうち、1本が大正12年12月25日の夜、突然怪火を出した。昭和4年の夏には、2本の欅の間に大蛇が横たわっているのを見たものもいる。
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シイノキ,シンボク 1986年 茨城県 古河城の出城諏訪郭に諏訪三河守が諏訪大社を勧請し、神木として椎の木を植えた。大木になったので近所の人が切り倒し、薪にした所祟りがあったという。
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テング 1967年 福島県 姫の御前という山には天狗がいて、大きな音に驚かされることがある。ある女が栗拾いに行ってびくを隠されたこともある。ならの木などに房のように下がっているのは天狗の髪だろうとも言っている。
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ダイジャ 1993年 埼玉県 子供がいない夫婦が、お諏訪様にお参りをして、女の子を授かった。15歳になった時、その子は諏訪に行くと言い出した。夫婦は不思議に思いながらお祝いをして送り出すと、女の子は池の所で大蛇になった。
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チョウチン,キツネノフイタアワ 1972年 千葉県 夜道を歩いていたら、提灯がたくさんついているのが見えた。橋の所まで来たらみな消えてしまった。人に話したら、その提灯は狐の吹いた泡だろうと言われた。
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