オニババ 1968年 山形県 作次郎という人が山に茸取りに行って夜遅くなり、洞木に泊まって火を焚いていると鬼婆が来た。火に当ててやると鬼婆は背中を炙り、もの凄い火が出た。作次郎は逃げたが、鬼婆は後を追って来た。作次郎が朴の木の下に行くと、紫の雲に乗った山神様が降りて来て、作次郎の姿を鬼婆に見えなくしてくれたため、無事に家に帰り着くことができた。
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ヒョスボ 1992年 宮崎県 馬の手綱にひょすぼの腕がまきついてちぎれた。腕を返すとお礼にひょすぼは薬の製法を教えてくれ、魚をかけてくれることになった。魚をかける鉤を木から鹿の角に変えたら、ひょすぼは来なくなってしまった。
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ヒョウスンボ 1999年 宮崎県 ひょうすんぼはいたずらがすき。
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ヒョウスンボ 1992年 宮崎県 ひょうすんぼが知恵のある狐と賢い狸をだました。ひょうすんぼの鳴き声はヒュールヒュール。
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ナメクジリ,ヒヒル 1980年 ものの変化というのは、必ず定があるというものではなく、なめくじり(なめくじ)はひひる(蛭)になるという。
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ハランダママシンダオッカア,ヨビゴエ 1972年 長野県 部落の大蔵作次郎のおっかあ(妻)が孕んだまま死んだとき、おっかあの兄の大坪源次郎が屋根の上で「おーいおーい」と呼びながら病人の着物を振っていたことがあった。
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ヒョウスンボ 1992年 宮崎県 木の瀬河原の若宮神社にはひょうすんぼ石という細長い、大きな石が祀ってある。そのためひょうすんぼはいたずらをしない。
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ヒョウスンボ 1999年 宮崎県 ひょうすんぼはヒュールヒュールと鳴く。
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ヒョスボウ 1992年 宮崎県 1910年ごろのこと。ひょすぼうを見た人がいる。三つ子くらいの大きさで、赤茶色だった。その人には水神の祟りがあった。亀淵にはひょすぼうがいるので水浴びをしてはいけないと言い伝えられている。
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イシビリ 1956年 宮城県 けちなことを指す。「ひる」は糞尿をたれること。昔、大黒天に金銀をひるように願ったところ、石がひりだされたという。この話から石びりという言葉が生まれた。
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トリ 1964年 福島県 ひんひょうんとなく鳥を見ると死ぬといわれているが、見た人はいない。
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コエ 1953年 鳥取県 「とりつけえ、ひつけえ」という声がして、答えると幸運がおとずれた。
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ヒョウスンボ 1992年 宮崎県 話者が半兵衛じいさんという人から実体験として聞いた話。ある夏の雨の晩、軒下で大勢のひょうすんぼが雨宿りをしてヒョウヒョウと鳴いていた。雨が小降りになるとひょうすんぼは川に降りて行った。以来、雨の夜には軒下で雨宿りするヒョウスンボが見られるというので評判になった。ひょうすんぼは春の彼岸に川に降り、秋の彼岸に山に登っていくという。
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ヒョウスンボ 1992年 宮崎県 話者が半兵衛じいさんという人から実体験として聞いた話。ある夏の雨の晩、軒下で大勢のひょうすんぼが雨宿りをしてヒョウヒョウと鳴いていた。雨が小降りになるとひょうすんぼは川に降りて行った。以来、雨の夜には軒下で雨宿りするヒョウスンボが見られるというので評判になった。ひょうすんぼは春の彼岸に川に降り、秋の彼岸に山に登っていくという。
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ヒガタタクリ 1934年 岩手県 子供たちが火にあたってばかりいると、「ひがたたくりが来るぞ」と戒められる。
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オニ 1941年 秋田県 鬼が屁をひって死ぬのは怖くて、可笑しくて、悲しい話である。
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ヒノタマ 1936年 福井県 火の玉は、さえた夜にひゅうっと来る。落ちるとチカチカ火の子が出る。
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ヒョウスンボ,キツネ,タヌキ 1999年 宮崎県 毛作の山の狐と三つ橋の竹薮の狸は化け自慢だった。そこで小薄のひょうすんぼが化け勝負を仕切ることになった。秋の神祭り帰りの爺さんの重箱の取り合いにんなったが、狐も狸も失敗した。ひょうすんぼが「雨の晩、ご馳走をもってきたらだまし方を教えてやる」というので狐と狸が行くと、ひょうすんぼはヒュール、ヒュール…という鳴き声だけをさせて、姿を見せない。うろうろしているうちに夜が明け、ご馳走は取られていた。狐も狸もだまされた。
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ヒョウスンボ,キツネ,タヌキ 1999年 宮崎県 毛作の山の狐と三つ橋の竹薮の狸は化け自慢だった。そこで小薄のひょうすんぼが化け勝負を仕切ることになった。秋の神祭り帰りの爺さんの重箱の取り合いにんなったが、狐も狸も失敗した。ひょうすんぼが「雨の晩、ご馳走をもってきたらだまし方を教えてやる」というので狐と狸が行くと、ひょうすんぼはヒュール、ヒュール…という鳴き声だけをさせて、姿を見せない。うろうろしているうちに夜が明け、ご馳走は取られていた。狐も狸もだまされた。
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ヘビ 1974年 宮城県 ヘビの化け物を柿の渋で退治した。針も蛇の体が毒たつという。
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ヒョウスンボ 1999年 宮崎県 宮田川の前の家の松の老木にひょうすんぼが集まっていた。
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