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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カドマツ
1940年 山梨県
旧暦の新年が来ても、門松を立てない。日本武尊を慕って甲斐路に入った雛鶴姫が12月28日に秋山村で病没し、そのために門松を飾る暇がなく、代わりに椚の枝を軒に差して年を迎えた。それで、今も椚の枝を差して新年を迎えるという。

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オンナ,フチ
1957年 岩手県
正月の門松迎えに行った男が、笊渕にいる鴨に門松を投げつけると、女がその礼を言いに姿をあらわし、よげない(意味不明)をもらってかえる。
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オカドマツ,カドマツ
1956年 宮城県
昔、お正月さんを送るとき、針生(はりゅう)家の先祖である弥右衛門は、門松にした松を屋敷神の祠の後の地に挿したら根付いて大木となった。それ以来お門松と称して、門松は立てないという。
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カドマツ,ヤクシサマ
1940年 山梨県
正福寺という禅寺があり、薬師堂がある。正月の夜、この堂に安置されていた薬師様が小用に出、闇の中で門松の葉で目をつき失明したので、薬師様は門松を嫌う。それで門松を立てないようにしているという。
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キツネノヨメイリ
1979年 岐阜県
雨が降っているのに日が差すと、狐の嫁入りがあるという。
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オヒナサマ
1983年 山梨県
2月28日までに雛を出さないとお雛様が泣くという。
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フネ,ムカエ
1990年 高知県
死ぬときは船が迎えに来る。
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カマドガミ
1965年 岩手県
ある海辺の貧しい親子が正月用の門松を切りに山に入り、父の切った松を門松に使い、子の松は海に流した。すると翌朝、見知らぬ人が門松をくれたお礼としてご馳走に招待してくれた。ご馳走の帰り、さらにお礼をしたいというので、カマド神をもらって帰った。そのご親子の家は繁盛するようになった。
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カドマツ
1939年 愛媛県
泉村出目のある家では、理由は定かではないが門松を立てられない。かつて他家では立てるからといって家族のある人が立てたが、正月中に急死したという。
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(ゾクシン)
1960年 愛媛県
正月4日は暦の上で、不浄日だといわれている。朝、門松にご飯をあげ、そして門松を取り除いてから餅(雑煮)をあげるという。幸木は薪に、かざりなどは川へ流すという。
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ヤミゾサンノキジン
1966年 福島県
昔、八軒堂持ちが坂上田村麻呂の命令で八溝山の鬼人退治に行った。大晦日であったため餅つきの臼を洗うことも、門松を立てることもできなかった。また、年とり後に戻ってきたため豆をまかなかった。それ以来、臼は翌年まで洗わず、門松も立てず、節分も行わない。ネギは松本家のウブスナサマが嫌うので、地蔵淵全体が作ることができない。
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オニ
1989年 鹿児島県
薩南大島では、正月に門松を立てるが、それは昔鬼が来た時に人が捕えて松の木に縛ると、鬼はそれを引き抜いて逃げたが、その後を追い再び捕えて松木につないだ。以降、鬼は松の木を恐れるようになったからという。また昔鬼が降った時門松をたてて竹に腹部を貫かせて殺したので、それから門松に竹を添える習慣が生じたという。
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タタリ
1974年
日本武尊は霊蛇を踏んで薨じた。
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レイコン
1991年 鳥取県
伯耆では、霊魂を迎えるのに、川まで明かりをつけて迎える。
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テング,ヤマ,(ゾクシン)
1915年 福島県
旧暦2月と12月の8日と9日は山に入らない。山に入ると天狗様にさらわれるという。
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オニ
1981年 長野県 
正月の門松の松と松の間を通ると鬼になる。
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ヨーガァ・ピ
1931年 沖縄県
旧暦8月8日、糸満でヨーガァー・ピという行事が行われる。軒、門柱にすすきと桑の枝を差して祝する。夜は高い場所から海上の怪火に注意すると言われている。なお、この行事は八重山では行わない。
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ムスビノマツ,エンムスビ
1950年 新潟県
白山神社の裏手にある松はムスビノ松と言われ、その枝を結ぶと縁付く。この辺りには松が少なく門松も立てない。
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カマ
1939年 福島県
墓を獣類に荒らされないために、墓には鎌を差しておくという。
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オニ
1958年 香川県
真言宗の家では節分の日に、戸口にオニノメッキ(柊)と、鰯の頭を串に差したものを差した。鬼が来て鰯の頭を食べようとすると、オニノメッキに刺されて山へ逃げ帰るという。
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タタリ,カドマツ
1950年 千葉県
門松が立っている内は家内騒動をしてはならない。すると7年間祟りがある。
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ヤマノカミ
1982年 山形県
山の神祭りの日は旧暦3月12日と12月12日の年越しの日で、山の神は春には天から下りてきて田畑を守り、秋には山に帰っていくという。
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