国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

テング
1954年 茨城県
天狗が住むという三又杉があり懼れられている。ある樵夫が禁を破って伐ろうとしたが悲鳴を残して姿を消した。驚いた仲間たちが駆けつけると、杉のはるか梢に八つ裂きになって引っかかっていた。

類似事例(機械学習検索)

テング
1956年 茨城県
天狗が棲むと恐れられる3つ股杉があった。ある木樵が禁を破って伐採にかかったが、悲鳴を残して姿を消してしまった。同僚が駆けつけて探してみると、その杉のはるかな梢に、八つ裂きになって引っかかっていた。
類似事例

テング
2001年 宮崎県
古墳の麓に古木があり、天狗が住んでいたため、天狗杉と呼ばれていた。天狗は山奥に住んでいて、人間に似ているが顔が赤く、鼻が高く、翼があって空中を飛び回れる。天狗は杉から飛び立って別の杉や松に宿ったという。
類似事例

テング
1999年 宮崎県
岩見田の古墳の麓に天狗杉があった、天狗はこの木から飛び立って、正手の天狗杉、大久保の天狗杉に宿ったりしていた。正手の天狗杉は落雷で枯れ、岩見田の天狗杉は宅地造成で刈られた。
類似事例

スギ,コモチスギ
1956年 宮城県
鹿島神社にある杉。この杉を抱えれば子が生まれ、杉に背中をつけると生まれないという。
類似事例

テンゴ
1977年 富山県
合祀によって伐採された杉の祟りを恐れて、一本だけの残されたのがテンゴ杉である。
類似事例

サメ
1933年 福島県
樵夫が淵に山刀を落とした。すると美しい姫が波の上に立って現れ、樵夫を淵の中の御殿に案内した。そこで樵夫は楽しく3日過ごした。帰るとき決して口外しないように口止めされた。家に帰ると樵夫の三回忌をしていた。帰ってきたので酒宴になり、樵夫はついしゃべってしまった。翌朝、喉に鮫の歯形を残して死んでいた。
類似事例

ツルベオトシ,ツルベオロシ,オニ
1938年 愛知県
大木の梢などからいきなり落ちてくる。大きな杉に鬼が住んでいて、下を通る人を金の釣瓶ですくいあげたという話もある。
類似事例

テング,テングスギ
1929年 東京都
田んぼの真ん中に立っている大杉がある。この枝が下に垂れているのは、天狗が来て、この樹の又に腰掛けたからだという話をきいた。この杉を天狗杉と呼んでいる。
類似事例

キツネ
1985年 和歌山県
杉の大木があり、そこに狐が出て、女の姿になって出るといった。
類似事例

ヤマノカミ,(オオテング),(コテング)
1956年 東京都
百年経った杉の木を切ったら、山の神(大天狗・小天狗)が住む所が無くなったと怒って、家の人の命を取った。おわびして杉の木を植えて返した。
類似事例

ツエ
1925年 徳島県
左右内村の杖杉菴の杖杉は、衛門杉とも言われる。四国巡拝の開祖、衛門三郎が入寂したあとに、弘法大師が杖を立てたところ、成長して杉になった。
類似事例

(フキアゲラレシオトコ)
1976年 三重県
伊勢外宮の参宮人男が、風もないのに古杉の梢に吹き上げられしばし留まっていた。人々が見上げて、樵を登らそうとしたところ、鳥のようにふわふわと男は着地した。
類似事例

テングサマ
1956年 静岡県
てんぐ様は、八つ裂きにすると言う。
類似事例

スギノタタリ
1977年 新潟県
大杉が火に包まれて燃えた。杉に祟られて大火になったと言い伝えられていたが、杉の木がゆらりと動くという怪事が起こった。伝承には半信半疑であったが、その後杉が再び大火に包まれた。
類似事例

ツエ
1925年 徳島県
那賀郡豊田の月夜水菴の境内に大師杉、別名逆さ杉がある。弘法大師が池を穿ち泉を出した杖が成長して杉になった。
類似事例

オオスギ,キノセイ
1982年 新潟県
昔、村はずれに直径4、5丈もあろうかと思われる大杉があった。この杉を伐りはじめると木の中から泣くようなうなるような怒るような声がしてきて、さらに伐り口から滝のような赤い血が出たので若者たちは逃げ帰った。翌日木は元通りになっている。これが繰り返されたので、人数を3倍にして三日三晩かけて木の下に火をたいて、伐りくずをドンドン燃やし、ようやく伐り倒すことができた。大杉が元通りになったのは、夜中に他の木の精が見舞いに来てその伐りくずを杉につけるからだという。
類似事例

キツネ
1975年 宮城県
お杉とと遊び人の忠太夫が相談して、ふたりでごまかしの山で遊ぼうということになった。忠太夫は鮪の刺身を持っていき、お杉もやってきたので一緒に食った。しかしこのお杉は狐が化けていたのであった。「お杉ごまかしだますなよ」という囃言葉になっている。
類似事例

テングイワ
1931年 宮城県
昔、北方岩木山からやってきた天狗が誤って杉の頂で目をついたため、その杉を切り取り、大石を乗せたという。これを天狗石という。
類似事例

シンボク
1928年 台湾
明治の末頃、内地から台湾に渡った樵夫たちがいた。この樵夫たちが大木を切る仕事を請け負ったが、源五郎という男がこの仕事はやめようと言った。不思議な夢を見て、その中で仙人姿の老人が神木を切ると血が流れ、山が鳴動して異変が起こるといったのだという。翌朝、作業にかかろうとすると、木の上から血が落ちてきた。結局、木を切り倒すのは中止になり、酒を供えて注連縄を張り、謝罪して樵夫小屋へ引き上げたという。
類似事例

イトスギ,ウバスギ
1990年 長野県
古宮にいと杉・うば杉という大きな杉の古木があった。ある時、松本の殿様が諏訪の大太鼓にするからと譲り受けることになった。しかし、あまりに大きいので伐っている途中で日が暮れた。翌日伐りに行くと、伐ったところが元通りになっていた。何度やっても同じなので、一日で切り倒すために大勢で伐った。すると切り口から血が流れ出した。
類似事例

テング
1988年 奈良県
長谷寺の英岳大僧正が小僧のとき、夜勉学をしていると天狗がいたずらをして燈籠の火を消し、油皿をひっくり返した。英岳は「能化(管長)になって天狗の住む杉を切り払ってやるぞ」と発奮し、能化になった。英岳は伽藍再建のために杉の木をみな切ったが、自分が発奮したのも天狗のいたずらのおかげだと言って、1本だけ残した。それが今の天狗杉。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内